めざせ別府八湯カリスマ!別府八湯検定試験傾向と対策(別府八湯温泉道)
 第一回検定試験の問題を検討しながら出題の傾向を見ていくことにしよう。出題者にURA初代名人が係る以上は、問題の水準の維持はされるだろうし、別府八湯検定の目的を踏み外した問題は無い物と思える。

 既出問題を基にして関連問題を検討してみよう。

1.別府八湯温泉道がスタートしたのはいつか。

@2001年3月25日 A2001年8月8日 B2000年3月25日 C2000年8月8日 D2000年4月1日

 やっぱりこの日は覚えておかなければ。


2.現在の市営浜田温泉が出来たのはいつか。

@2001年4月1日 A2002年4月1日 B2003年4月1日 C2004年4月1日 D2005年4月1日

 源泉そのものは明治30年ごろに発見され昭和10年に建設された旧浜田温泉は、資料館として現在自由に見学する事が出来るので湯巡りの途中に寄った人も多いはず。

 1923(昭和3)年に従来からの浜脇東西の温泉を一つの建物とし東側の浜脇高等温泉、西側の浜脇温泉の事も覚えておきたい。この温泉は1988(昭和63)に取り壊されて、1991(平成3)年に現在の湯都ピア浜脇・浜脇温泉としてオープンした。

 別府駅前の駅前高等温泉も押さえておきたい。1924(大正3)年に別府市技師であった池田三比古氏に寄って設計された建物は市営ではなく、北町の町内有志の手により建設され、管理運営されてきた建物であり竹瓦温泉と並んで別府の顔にふさわしいシンボルといえる。


3.温泉道88番札所はどこか。

@竹瓦温泉 A海門寺温泉 B亀陽泉 C競輪温泉 D別府パストラル

 1番札所の竹瓦温泉、8番札所の九日天温泉、88番札所の別府パストラル、100番札所の塚原温泉程度は覚えておきたい。


4.2010年現在、温泉道施設の中で、共同浴場はおおよそ何%を占めるか。

@17% A27% B37% C47% D57%

 この問題は注意が必要。共同温泉というと広い意味では市営の竹瓦・不老等や町湯といわれる狭義の協同温泉等を包含し、商業施設の外湯の「ひょうたん」や等を含める場合も有る。

 今回の出題ではその市営温泉や外湯と呼ばれる「ひょうたん温泉」等はカウントされていないようだ。あくまで町湯としての共同温泉を問うている楊に思える。平成22年6月分の別府八湯温泉道公式HPからDLしたデータを集計してみると下記の通りである。

 市営温泉(18)12.6% 外湯(16)11.2% 共同温泉(40)28.0% 協同温泉(2)1.4%なので、なぜ3番の答えなのか理解ができない。


5.2010年現在、温泉道名人のうち、別府市内在住の名人はおおよそ何%か。

@28% A38% B48% C58% D68%

 正確なデータは持ち合わせていないが、ざっくりと言えば県外が50%:県内50%で県内のうち半分、全体の25%が別府市民と記憶している。


6.温泉殿堂のあるひょうたん温泉の泉質は何か。

@ナトリウム-塩化物泉 A硫黄泉 B単純泉 C炭酸水素塩泉 D酸性泉


7.名人誕生数を月別で見ると、何月が一番多く誕生するか?

@1月 A2月 B3月 C4月 D5月


8.初代名人が誕生したのはいつか。

@2001年3月30日 A2001年3月31日 B2001年4月1日 C2000年4月1日 D2000年3月31日

 初代名人URA先生のHPに寄れば、「1巡目は、2001年03月25日(土)、鶴寿泉の入湯でスタートし、03月31日(土)、おにやまホテルに入湯して88ヵ所を制覇し、初代名人となった。当初は、APU(立命館アジア太平洋大学)学生湯遍路のサポート隊として参加したのだが、彼らが88ヵ所目に当たる竹瓦温泉でのテレビ出演を控えて、最後の入湯が遅れ、先駆けてしまったのである」との事である。


9.895(寛平7)年、醍醐天皇が湯治したと伝えられる温泉はどこか。

@亀川 A観海寺 B浜脇 C柴石 D鉄輪

 895(寛平7)年に醍醐天皇が、1044(長久5/寛徳元)年に後冷泉天皇が病気療養のため湯治されたと伝えられている。なお、江戸時代に「柴の化石」が見つかり「柴石」と呼ばれるようになったいうのが名前の謂れ。

 親仁親王(後冷泉天皇)は病気平癒の後に柴石の地に百済様式の七堂伽藍を設け血の池にちなみ朱湯山と称し、時の年号を意味する寛徳院と号した。また温泉が常に溢れ絶えることがなかったので長泉寺と名付けた。爾後衰勢を経て、この寺院こそが現在我々がお世話になっている薬師湯の朱湯山長泉寺である。

 親仁親王(後冷泉天皇)は幾度も湯治に見えたようで、その四度目には現在の亀川温泉に留まり、その謂れをもって「四の湯」と言うと四の湯温泉の入り口左手に記されているのは温泉道の者なら知るところである。


10.無料温泉はどこか。

@上人湯 A神丘温泉 B蓮田温泉 C渋の湯 D熱の湯

予想される今後の出題

ホテルニューツルタの二條泉にのルーツは

江戸末期から続く名門の源泉だ。名称のルーツは、1840(天保11)年、又は1843(天保13)年に来別した二條義実(よしざね)。義実は二條関白家の嫡流で、勤皇運動のため別府に潜伏した。二條義実がこの温泉に入湯したことから、二條泉と呼ばれるようになった。

 嫡流(ちゃくりゅう)とは、氏族の直系の血筋のことをいう。主に惣領と正妻の間に生まれた長男、即ち嫡男により継承される血筋を意味する。正嫡、直系、正系、嫡系ともいう。対義語は庶流という。(URA旅日記より)

地獄の湯に浸かる事が出来るのは?

 紺屋地獄・・別府保養ランド。鬼山地獄・・おにやまホテル。かまど地獄・・地獄三丁目の湯。金龍地獄・・鉄輪むし湯。竜巻地獄・・長泉寺薬師湯。まだ有った筈だが。 

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