阿蘇温泉郷 湯ごもりキャンペーン参加報告

 九州・阿蘇くじゅう観光圏、阿蘇ゆるっと博プレイベントとして阿蘇温泉郷湯ごもりキャンペーンに参加してきたので、ちょこっとレポートしておきましょう。(01/14-15/2011)

 出発前に湯ごもりキャンペーンのサイトからリーフレットをプリントしておいた。イベントの概要は12ブロックに分けられた温泉エリアから各一湯を選んで入湯しスタンプを押してもらい、5箇所以上若しくは12ヶ所で応募すれば、なにやら宿泊補助券が抽選で当たるという物のようだ。

 例に寄って野暮用絡みで熊本に行くので、少々早めに出発して朝から立寄る事が出来る施設に来て自販機の入浴券を買って受付にリーフレットを出すと、キャンペーンの入浴券でないとスタンプは押せないと言われた。(そんなこと書いてないよ〜!)

 それなら「キャンペーンチケットを下さい」と言ったら、タオル+リーフレット+チケットがセットになったものが有るのだが見当たらないと言う。

 ダメなものは仕方が無いので、野暮用を済ませてから高森町観光交流センターでゲット。そのまま近くの月廻り温泉に入湯。

 寒い!!連日の寒波で湯温が上がらず40度まで行かないそうだ。温いなぁ。。。。。

 月廻り温泉では景観だけを楽しんで野暮用がてら下田に向かう、ここには下田城ふれあい温泉駅がある。もちろん入湯。

 いったん熊本市内で野暮用を済ませてから、西原村に戻ってきた。俵山温泉泉力の湯に立寄って壺湯を楽しんでいたら腹の虫が泣き出した。

 受付にランチセット入浴の案内が出ていて、800円のランチメニューを選んでプラス200円で入湯出切るセット入浴を希望したら、それではキャンペーンの対象にならないからスタンプはダメだと言われて我慢したのだ。

 そうは言っても腹の虫は湯ごもりキャンペーンのルールなんか関係無い。早く何か食べさせろと吠え立ててくる。

 仕方が無いので泉力の湯の食事処でチキンカツのランチを貰う。800円也。観光キャンペーンの一環であるはずの湯ごもりキャンペーンが、各施設が努力して作ったランチプランなんかを対象から外すというのが釈然としないが、ランチは旨かったから良しとしよう。

 食後は杖立温泉に向かう。何処に行こうかな?このキャンペーンの良いところは、指定された12エリアの対象施設であればエリア内の施設は選択できる事だ。杖立温泉なら米屋別館が良いが、このまえ九州温泉道で楽しんだばかりだから、今日は泉屋旅館にしよう。

 上がってから川の方を見ると櫓が組んである。「どんど場」だ。そう言えば明日は15日小正月なんだなぁ。

 わいた温泉郷では何処に行こう。やっぱり豊礼の湯宿が良いなぁ。わいた方面に向かう途中で久しぶりに奴留湯温泉に寄り道。雪の中を豊礼の湯宿に到着。

 受付のオバチャンは、湯ごもりキャンペーンなんて知らないと九州温泉道のスタンプを押そうとするので何時ものオジサンに説明してスタンプを探してきてもらう。

 湯から上がって寄ってみたら、スタンプが見つかったようで無事に頂く。

 豊礼の湯宿から下って国道まで出ずに農道を田の原温泉に向かう。路面は凍結状態。対向車さえ来なければ雪道を走るのは嫌いではない。田の原温泉では何処に立寄るかを考えながら雪道のドライブを楽しむ。

 久しぶりだから湯の迫にしよう。底入れ式の内湯で温まって暫し露天で雪見風呂だ。

 そのまま黒川温泉に上る。黒川なら「こうの湯」にしよう。立ち湯に浸かって溺れながら湯に浸かろう。(つま先立ちで入浴です)

 黒川から小田温泉に向かうが、心配していた雪は完全に除雪されていて道路整備状況は万全で少々物足らない。

 小田温泉では、前から寄ってみたかった、おた里の湯彩の庄に入湯。良い施設だしフロントマンも感じが良い。

 さて、ここで阿蘇温泉郷湯ごもりキャンペーンの注意点を纏めて見よう。自分で廻って疑問に思ったことを、内牧の「はな阿蘇美」の駐車場内にある観光案内所で再確認した事項だ。

1)湯ごもりキャンペーンの入浴は指定のチケットで入浴したものについてスタンプを押印する。セット入浴や現金入浴は対象に成らない。

2)湯ごもりキャンペーンと銘打っているが宿泊入湯も対象とはならずチケット入浴だけを対象としている。

3)チケットが5枚綴りで12エリアだと半端が出るのはどうするのかと確認したところ関知しないとのこと。

 この手のイベントは観光客の地域内滞留時間を増やし地域の活性化を図ることを目的にしていると思うのだが酷くカッチリした運用をすることに奇異な印象を受けた。

 そんな事を思いながら今夜の宿に落ち着く。内牧荘だ。

 大きなホテルは得意じゃない。湯が良くてこじんまりとして女将さんの顔が判る宿が好きだ。この内牧荘なんかは良いなぁ。

 内牧荘は湯が評判。夜になると22時ごろまでは地元の人達の立ち寄り湯で賑わう。そんな地元の人に明日廻る予定の産山の情報を貰う。(地元の口コミ情報は湯船で聞くにかぎる)

 寝る前にもゆっくり温まって寝よう。これこそ湯ごもりだ。昼間のようなのは湯巡りで「湯籠り」じゃないなぁ。二三日連泊して宿籠り・湯籠りしたいなぁ。

 朝から旨い朝食も貰って朝湯も楽しんで遅めのスタート。産山村に向かう。昨夜来の雪が積もった箇所も多い。

 着いた所は、地名も産山村御湯船。地名も良い。施設の名前もズバリ御湯船温泉館。鉄分を含んだ炭酸水素塩泉の良い湯がある。人気も有る。先客は地元の年長者が7人。混んでは居たが良い湯だ。

 七里田温泉に向かう前に、前回来たときは寄り損ねた境川古橋を訪ねる。現在は使われてないとはいえ文政年間に架けられた200年程前の石造アーチ橋だ。

 手前に見えているのは昭和12年に架橋されたという。現在の境川橋。肥後〜豊後にかけては素朴な石橋に出会える。

 境川古橋を楽しんでから、七里田温泉館に来て見ると「湯ごもりキャンペーンなんて知らない」という。実は途中に寄った「ほていの湯」でも同じことを言われたのだ。

 肥後のエリアでは妙にカッチリした運営だなぁと思っていたが、豊後久住に来て見れば、なんともだらしない運営。ほていの湯や七里田温泉館の人達に間違いは無いはずだから、主催者側だろう、だらしないのは。

 七里田温泉館の担当の方が連絡してみようと電話番号をメモしそうになったので、キャンペーンチケットを3冊買ったので余分にあるリーフレットを置いてきた。

 久住の最近人気の施設に寄って「このチケット使えますか?」と聞いている自分に笑ってしまう。ここでは今日資料を貰ったそうだ。勿論使えますの回答に安心。しかし「普段は12時からですが今日は男湯の湯の張替えをするので14時からです」との回答。

 そういえば週一回程度の張替えとの噂を聞いていた。どうやら本当の様なので「後で来ます」と退散する事にした。

 国民宿舎久住高原荘に立寄る。路面は凍結していたがフロントの対応はバッチリ。竹田久住エリアは4箇所目で入湯できた。感謝。

 最後に残るのは長湯温泉。ここは浸かりたい湯が多い。しかし主催者の不手際で浸かれないかもしれないと思いながら豊泉荘に寄ってみる。

 やってきたらフロントにキャンペーン資料が届いたばかり。なぁんだ今日配っているようだ。11日のキャンペーン開始から5日後の資料配布とは御粗末な話だ。

 なんにしても開封したばかりのスタンプを貰って入湯。

 源泉温度が高いためラムネ温泉の様な泡付きはないが、湯口では良い炭酸臭がするし泡がはじけている。

 湯の中には充分な炭酸が溶け込んでいて疲れも取れるし開け放された窓からは雪も見える。良い按配だ。

 1時間ほども湯を楽しんでから出発。午後になっても気温は下がるばかりで雪も強くなってきた。キャンペーンのスタンプも一杯になったし、この辺が潮時かな?

 岩井高地の地下深層水を味わおうと長湯から湯平に抜ける県道に入ると完全凍結。五年ぶりにジムニーにチェーンを巻いて走る。(犬と同じで喜んで走る)

 目的の深層水は雪の為か誰も居ないので、その場で飲むだけでパス。

 湯平の手前の源泉井まで来たところでチェーンを外して、ついでに通るたびに気になっていた捨て湯に触れてみる。50度は無い様だ。

 このまま子供用のプールかドラム缶に溜めれば、そのまま活きの良い温泉が楽しめるのにと別府の変態名人の様な妄想に駆られる。

 もったいないなぁ。。。。。

 湯布院で土産を買っていたら湯布院〜別府にかけては通行止めになった。早めに帰るに越した事は無いようだ。諫早に向かって高速に乗った。

■今回の湯ごもりキャンペーンの入湯メモ

 @月廻り温泉(高森)→A阿蘇下田城ふれあい温泉駅(南阿蘇村)→B泉力の湯(西原村)→C泉屋旅館(杖立)→D豊礼の湯(わいた)→E湯の迫(田の原)→Fこうの湯(黒川)→G彩の庄(小田)→H内牧荘(内牧)宿泊→I温湯船温泉館(産山)→J久住高原荘(竹田・久住)→K豊泉荘(長湯) 12湯達成です。

■01/18/2011 電話が掛かってきた。綺麗な女性の声で「財団法人阿蘇地域振興デザインセンターです」とのこと。主催者からの電話だ。湯巡りの後の応募の第一号となったそうだ。今度から「初代・阿蘇温泉郷湯ごもりの達人」とでも名乗ろうかな。

■02/26/2011現在。家内が5湯入湯の応募を済ませ、私は5湯入湯の応募葉書を書き上げた。ここまでに6組のチケットを購入したが充分にキャンペーンを楽しむ事が出来た。

■04/15/2011 帰宅してみると阿蘇地域振興デザインセンターからビジネスパックで何か届いている。半ば期待しながら開けて見ると、その中には3万円分の宿泊補助券が!

感謝感激!今度は家内と何処に泊まろうか?

九州阿蘇・くじゅう観光圏 阿蘇ゆるっとプレイベント
阿蘇温泉郷 湯ごもりキャンペーン
01/11〜03/11/2011

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