奥豊後温泉郷マイスターを目指して長湯温泉へ

 昨日から別府に来ていて朝から浜脇界隈を湯巡り中。途中で丸長旅館に立寄り湯が出来るか電話を入れたらOKとのこと。長湯温泉を目指して別府を発った。(04/02/2011)

 今月から高速SAで毎月2日が商品2割引の日になった。大山町の道の駅と別府湾SAでしか買えない「タミちゃんの和風ゆずこしょうドレッシング」を土産にするために高速で湯布院〜湯の平温泉経由で長湯温泉を目指す。

タミちゃんの和風ゆずこしょうドレッシング

 丸長旅館の立ち寄り湯は土曜日の13〜14時の一時間だけ。それも電話で要確認となっているので今回が初めての立寄り湯。

 長湯温泉に到着したのは10時過ぎ、いくらなんでも早すぎなので川向こうの天満湯を楽しんで、まだまだ時間が有るので長生湯に立寄ってから隣の丸長旅館で長生湯の入浴確認を受けて、ついでに?13時からの立寄り湯も再確認。OKを貰って一安心。

 そのまま奥の紅葉館に立寄る。

 紅葉館は遊離二酸化炭素1150mg/kgの炭酸泉の湯。浴館は炭酸泉を意識させるほどではないが飲泉してみると他所より甘さが強く感じる。炭酸がどうこうではなく成分の問題だろう。

 湯の色は黄土色ではなくやや青みが勝った色合い。御婦人好みかな?

 昼時を周って空腹なので上の街道に出てみたら「揚札所」の看板が目に付いた。これが先日から参加の声が掛かっている、からあげの88ヶ所巡りの看板だな。

 別府のトリ天&冷麺ラリーは湯巡りのついでに参加したが、幾ら鶏が好きだといっても揚札所巡りは無理だろう。

 美味しい唐揚げで空腹が癒されたら丸長旅館に向かおう。玄関の上がり框の風情も純和風旅館らしさが出ている。

 丁寧に案内を受けていよいよ念願の湯に浸かる事が出来る。

 案内されたのは家族湯。よく浴槽の正面からのカットで紹介されるが、写真としては風情の有る写真になるが湯の色が判らないので敢えて側面からのカットで紹介。

 なかな良い色の湯だ。ここも遊離二酸化炭素1150mg/kgの炭酸泉。飲泉してみると隣り合わせの紅葉館とは違って、炭酸臭が強くやや辛口の湯。

 念願の湯船に身体を伸ばして寛ぐ。家内を連れて泊まりに来たいなぁ。。貧乏所帯の我が家では無理かなぁ。

 奥豊後温泉文化伝の難関である山の湯かずよと丸長旅館がクリアでき、そのどちらも満足できる名湯であったことを噛み締めながら、まだ飽き足らずに国民宿舎直入荘に向かっていた。

 ここでも良い湯に満足して上がってきたら、別府で見かける温泉Gメンのカルテの類似品(失礼!)に載っている顔写真と名前に目が留まった。

 目が留まるはずだ、ジムニー以外に湯巡り専用車として憧れている軽キャンパーのオーナーではないか。温泉好きに悪い人は居ない筈だ。良い顔してる。

 車を直入荘に停めたまま、冬に来たときにカメラのバッテリーが上がって写真の無い豊後大野市憩いの家に寄ってみたら指定管理者問題で4月1日から営業休止とのことで写真が撮れない。成分結晶底に溜まるほどの名湯は溢れているのに残念。

 そのまま大山住の湯から、かどやReとハシゴを続ける。どちらも良い湯なのに先ほどの指定管理者問題で営業中止になった憩いの家の事が頭から離れず楽しめない。

 気分が悪いままで帰りたくなかったので、本当は次回に回したかったお気に入りの中村屋に周ってみよう。

 旅館中村屋は何時来ても気分が良い。川沿いの露天風呂でアブに襲われても懲りずに通いたい湯。若女将の笑顔も素敵だし「温泉一流・設備は二流・料金三流で・お客様は超一流」なんて気の利いたキャッチフレーズには毎回笑ってしまう。

 湯に浸かっているうちに頭は軽く空っぽに成ったようだ。

 さぁ、ここまで来たらスタンプラリーの空欄は大丸旅館を残すのみ。このまま帰るわけにも行かない。

 大丸旅館で受付をすると女将さんが「完湯の御祝儀です」と入湯料を受け取らない。笑顔で言われてしまうと礼を述べて湯に向かうしかない。

 こんな気の利いた対応一つにも流行っている旅館の違いを思いながら湯に浸かる。長湯憩いの家も大丸旅館が指定管理者になれば旨く行くのかも?等と一旦頭から離れた思いが戻ってきた。

 自分に出来ない事を思い煩ってもしかたない。今日のところは長湯温泉を十二分に楽しんだ。自宅までは4時間の道程。思い煩って運転が疎かにならないよう安全運転で帰るとしよう。

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