別府八湯温泉道 ジムニーを迎えに行って骨休め?

 またしてもジムニーの写真がトップになるが、二週間前に由布院で焼きついたエンジンを載せ換えたジムニーを迎えに行くついでの骨休め?(05/28-29/2010)

ジムニーの退院

 例に寄って野暮用を抱えて諫早を出発するのだが、ジムニーは由布院で入院中。今回もサンライト号で向かう事になる。諫早ICに定刻で到着したサンライト号に乗り込むと、乗客は10名も居ない。これじゃ赤字だろうなぁと部外者ながら気になるところ。

 ウトウトしながら快適な高速バスの旅は時計を見ると10分程度の遅れ。上り下りとも休憩をするのは同じ萩尾PAだった。やや短めの休憩で済ませたが、それでも湯布院ICに到着したときには15分遅れになっていた。

 この遅れは大きい。なぜかというと数少ない市内バスの連絡が間に合わなくなるからだ。我がサンライト号が到着したときには、由布院駅に向かうバスは出発したところだった。

 タクシーを呼ぼうかとも思ったが、下り道だし途中には良い共同泉もある。国道を離れて真っ直ぐ由布院の盆地を目指す。

 由布高原鉄道だか久大線だかの線路に出て由布院駅に向かって歩いていると、右手の線路の向こうに湯気抜きが付いた建物が見える。あれが荒木共同温泉。

 横断禁止となっているが、ちゃんと整備された通路で線路を越えて荒木温泉に向かう。

本数が少ない連絡バス

 源泉井戸からはコンプレッサーで圧を掛けられた湯が湧き出している。50度は越えている熱い源泉。この源泉が掛け流されている荒木温泉は100円で誰でも入湯できる。感謝。

 ちょうど入浴中の先客は3年前まで、この温泉の世話をされていた御本人。楽しい話を聞くことが出来た。

 楽しい時間は直ぐに過ぎてしまう。小一時間も経ったのが不思議なほどで、もう約束の昼前。大急ぎでジムニーの入院先を訪ねる。

 訪ねたのは由布院の中央に店を構えるロータス麻生自動車。今回はジムニーのロードサービスからドナー(エンジン)調達など随分と親切に対応していただいた。

 丁度、到着したときにはスーパー7をレンタルしたカップルが出発するところだった。麻生自動車さんには、他にもロータスヨーロッパや中高年には懐かしいスプリンタートレノ等のレンタカーが揃っている。

 ジムニーを受け取って別府に向かう。先ずは野暮用を済ませるのが先だ。

ロータス麻生自動車へのリンク ロータス麻生自動車へのリンク

大分県由布市湯布院町川上3032-1
(有)麻生自動車整備工場
0977−84−3363

 ひとまず野暮用の手配を確認してから遅い昼食に向かう。五つ☆のホテル白菊。もっとも頂くのは、とり天御膳なんだが。

 ランチタイムに気軽に寄れるのは菊の間という離れ。個人的には和風の大広間で食事を供されるのは好み。とり天御膳に期待が高まる。

 出てきたものは茶蕎麦までついて、なかなか豪華。880円で良いのかなぁと思うほど。食した結果はコメントを控える。隣のご夫人が食べていた、りゅうきゅう丼が旨そうだった。

ホテル白菊 菊の間 とり天御膳 880円

 それでも腹は膨らんだ。インター近くに用件も有るので、それを済ませて湯屋ゑびすに向かう。じゃらん6月号の別府丸得ブックで半額になって500円也。

 そのまま鶴寿泉と明礬湯の里もハシゴして明礬温泉を堪能。下りがけに豊山荘にも立寄る。何時もながら良い湯だ。肌がしっとりする。

 つるみ荘で打ち合わせ後、そのまま入湯。部屋を借りたので入湯料は不要。これで日中に済ませる野暮用は済んだので、ビジネスホテル松美に寄って住吉温泉に向かう。

 途中、夜の対応に備えて早めの夕食に、トンカツの店にしもとに立寄る。夕食前の時間帯とあってかカウンターの上は出前の料理で一杯。「とち天定食いいかな」と聞くと、さっとカウンターを空けて席を作ってくれた。オバチャンは世間話をしながらキャベツを刻み、とり天を揚げてくれる。

 旨い。これで550円は申し訳ない。

 住吉温泉を楽しんだ後に、着替えて担当者と待ち合わせ。小腹が空いているというので、下打ち合わせをしながら、六盛に入る。

 相手はガッツリ食べてたが、私は冷麺。これがなかなか旨い。食後は野暮用に向かう。

 野暮用が済んだ時間から浸かれる湯は限られている。ニューツルタと好楽に立ち寄り、ぎりぎり間に合ったフジヨシの宿湯を楽しんで就寝。実際疲れていたので横になったら朝を迎えたという感じだ。

 早めに寝たお陰で朝はスッキリと目覚めた。ホテルフジヨシは相変わらず朝湯がユニットバスになるので、近くの野口温泉に朝湯に向かう。

 部屋のユニットバスは試しに浸かった以外は、大浴場が使えなければ近くの湯に行くので、始めは部屋の湯も温泉だと喜んでいたが、いまでは全く不要になっている。

 宿の簡単な朝食を頂いてチェックアウト。湯都ピアに向かう。何時ものように地下にジムニーを入れて、浜脇温泉に浸かり、東町温泉・東蓮陀温泉・蓮陀温泉・山田温泉・八幡温泉・朝見温泉・祇園温泉と慣れたハシゴ道。

 朝見川を渡って、小学校のメジロンに挨拶をしてから錦栄温泉に向かう。二湯続けて貸し切りだ。湯上りに光町の復興状態を見てチョッとだけ安心して末広温泉に向かう。

 永石温泉には馴染みの番台さんが今回も居ない。タイミングが悪いとこんなもんだ。

 湯都ピアに戻って、湯上りにマッサージ器を使って血圧を測ったら、ゆっくりしたためか良い数字に気分が良くなる。先日からtwitterで知り合った書評家の大矢さんが、湯上りに本を読んでゆったりするという視点で別府の町湯や宿湯を廻っていて、この湯都ピアも評価が高かった。

 いままで休憩室でノンビリした事など無いので、今回初めて覘いてみたが、なるほど、そんな過ごし方も良いなぁという気になった。やっぱり視点が違う人の意見は面白い。

 しゃかりきに成って入湯数を稼ぐなら、近くにまだ廻るべき湯は有るが、そろそろレストラン東洋軒の昼の営業時間に成るので移動。

 昼はやや軽めのランチメニューが有るので、750円のランチメニューを頼んだ。この値段でソフトドリンクまで付いてくる。とり天発祥の流を継ぐ店だけあって旨い。これなら定食にすればとも思ったが、このまま冷麺もハシゴの予定なので、これで良しとしておこう。ご馳走様。

 そのまま、向かったのが春香苑さん。別府とり天&冷麺ビンゴラリーでは、冷麺の部の最後の店になる。到着したときには貸し切りバスと一緒になった。韓国からの観光ツアーのようだ。

 はたして韓国サラミアには、別府冷麺の評判はどうなのかと気になったが、案内されたのは全く別の席だったので様子は判らなかった。

 冷麺を頼むとサイズを聞かれたが、いつもなら中か大と言いたいところだが、今日のところは小を頼んだ。ちなみに小が一般の店の普通サイズである。

 決して空腹ではなかったのだが、美味しくいただけだ。ここまででビンゴラリーは21/25店だが外れは一店のみ。食後は気分を変えに鉄輪に移動。

 久しぶりに鉄輪むし湯を楽しんで、上がってきたら昨日世話になった担当者とばったり。しばらく日陰で情報交換をしながら休憩。彼も出張ついでに週末だから今日は湯巡りを楽しんでいるそうだ。

 一人になって今回の締め湯にパストラルへ寄ったら、この時間帯にしては珍しく貸切。おかげでノンビリさせてもらった。

 今回は野暮用も多かったが、今までに比べれば比較的ゆっくりと一つ一つの温泉を楽しめた。そろそろ日中のハシゴ湯には厳しい夏も来る事だし、もう少しペースを落として効率も考えずに湯巡りを楽しむようにして行こうと思いながら別府を後にした。

通算十二巡目のスパポート

ケータイ温泉道大名人を目指して

46湯目 五段

115湯目 殿堂入り

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