九州温泉道〜第二代泉人が行く〜めざせ全湯制覇〜大泉人への道 完ノ巻

 九州温泉道スタートから9日目の12月4日に申請をして第二代の泉人とはなったが、別府八湯温泉道がベースと成った九州温泉道なら、その次は全湯制覇の大泉人?を目指さなくてはと口実をつけて、このまま九州温泉道の指定湯を巡ってみることにした。

 12月24日。世間はクリスマスイブの日だが、私は宮崎に居る。神武の里高原の公園を朝から散歩している。近くのサンフラワー温泉の開店時間待ちだ。

神武の里

 8時半に成ってサンヨーフラワー温泉が開いた。受付を済ませて浴場の向かう。宿泊の人達が朝湯を楽しんでいる。さっきの受付の人の話では昨夜の宿泊は可能だったとか・・・・・

 内湯で温まって外に出ると、高千穂の峰が見える。絶好のロケーション。

高千穂の峯

 温めの露天で熊本から来られた方と情報交換しながらの楽しい入湯となった。さてさて、昨夜走った山越えの道を少し戻って湯穴温泉に向かう。

 久しぶりの湯穴温泉は、女将さんが元気に取り仕切っている。男湯は一杯で写真無し。この年末は燃料費の高騰もあって28日から休んで正月二日からの営業だそうだ。

113湯目 サンヨーフラワー温泉 114湯目 湯穴(つあな)温泉
サンヨーフラワー温泉 湯穴温泉

 道の駅をひやかして、青井岳荘に到着。入浴後は南下して北郷温泉を目指す。今日このペースxで行けば、夕方4時からしか開かない内牧温泉の田町旅館に今日中に寄れそうだと欲も出てきた。

 丸新荘の湯に浸かって、飲泉してみると旨い。地元の小浜温泉の「おたっしゃん湯」が潮汁なら、この湯は旨いウドンの出汁だ。源泉51度で湯口から飲むのにも良い温度だしゴクゴク飲んでしまった。

115湯目 青井岳温泉 青井岳荘 116湯目 北郷温泉 丸新荘
青井岳荘 北郷温泉 丸新荘

 南下してきた県道を北上して、そのまま高屋温泉に向かう。もう少しで高屋温泉に着くと言う時になってコンビニに寄って気が付いた。「丸新荘に財布を忘れた」

 そのままバックする。片道約40kmで往復のロスが出てしまった。仕方なく往復してから高屋温泉に到着。湯上りには人懐っこいネコとも遊んで出発。

 日も暮れて暗くなる。川南温泉近くには来ているのだが場所が判らない。結局、直ぐ手前で引き返してウロウロしてたのが原因だった。

117湯目 高屋温泉 118湯目 川南温泉
高屋温泉 川南温泉

 これで宮崎県の指定湯は完了。残るは阿蘇内牧の田町温泉と大分久住の赤川荘。今から阿蘇に走っても深夜に付くだけ。延岡まで移動して仮眠を取って朝4時から長湯温泉に向かって走る。

 12月25日。朝の7時前に長湯温泉に着いて御前湯で朝湯を楽しむ。

長湯温泉 御前湯

 8時を過ぎてからボツボツ出発。雪が舞い始めた。気温は確実に零下になっている。赤川荘を9時過ぎに訪れたら女将さんがビックリしている。「こんな時間から?」と言いながら、冬場は昼過ぎからしか入湯客も来ないから湯も完全に張れて無いといわれる。

 「お代は要らないからどうぞ」と言われるが、そうもいかないと言うと、「じゃ半額」と笑って言われる。

赤川荘

 ノンビリと貸しきり湯を楽しんで、湯上がりは女将さんと四方山話。楽しい一時を過ごす。田町温泉は16時からだし時間が有るので、路面の凍結が進む中、瀬の本から筋湯に回って打たせ湯を楽しむ。

筋湯温泉 打たせ湯

 路面が滑って立ち往生している雪道の準備をしていない高級車を避けながら筌の口温泉に来て見た。新清館に寄ってみたら入湯できると言うので、ここでも混浴の露天風呂で貸切の雪見の湯を楽しむ。

筌の口温泉 新清館

雪見の湯 気になる小ぶりな 下駄の跡

 昼時も過ぎた湯も入れる食事処に立ち寄る。以前家内と来たときの地獄蒸しセットが不味かったので今日は空腹でもありジャンボチキンカツセットを貰う。

 良い味の鶏なんだが、いかんせんカツが揚げすぎで肉が硬い。ここは食事をする所じゃないと結論が出た。(帰宅後に家内から、この前で判ってるじゃないと学習能力の低さを笑われた)

 食後に湯に浸かって休憩。そろそろ良い時間に成ったので阿蘇に向かう。凍結は日中とはいえ気温が低い為に更に進み事故も起きている。九州とはいえ山地を舐めてはいけないのだ。

 16時前に田町温泉前に到着。既に鍵が開いて多くの先客がいる。やっと田町温泉に浸かる事が出来た。

119湯目 赤川荘 120湯目 内牧温泉 田町温泉
赤川荘 田町温泉

 休みは後一日有る。このまま別府に向かうつもりだったが、もう夕方5時を過ぎている。馴染みの宿に連絡を入れても空室は無いという。

 九州温泉道120湯も満湯成就できた。これで別府流に言うなら大泉人に成ったことだし、土産でも買って帰宅することにしよう。

 こんな道路状況ではウロウロしてれば雪道の準備もしてない連中からの貰い事故に遭いそうだしね。公道の運転に関してはチャレンジは禁物だ。

 平成22年12月25日九州温泉道120湯全湯入湯。満湯成就。11月26日から丁度一ヶ月。

 120湯成就の記念にプラハチで2巡目の九州温泉道入門の申請を済ませた。「120湯記念」は、プラハチの川浪さんが気を利かせて入れてくれた。

 

01/08/2011更新
01/02/2011更新
12/26/2010更新

inserted by FC2 system