別府八湯温泉道 竹瓦温泉の色々

 別府八湯の象徴である竹瓦温泉。この温泉について何か記録に留めて置こうというページだが、いったい何が記録できるのだろうか。

【温泉は生き物】

 「温泉は生き物だ」とよく言われる。勿論のこと竹瓦温泉も例外ではない。その年の雨量や地殻変動や様々な要因で姿を変える。

 この写真は07/02/2011に立寄った際の湯船の写真。明らかに白濁している。この状態がもう一月も続いている。

 今年は男梅雨と言いたくなるほどの雨量の多い荒れた梅雨。扇山の降雨量が直接影響する別府温泉はその影響を素直に表したのか?それとも東北地方の大地震の影響なのかは知る良しもないが、確かに温泉は生き物だ。

【竹瓦温泉は飲兵衛の湯か】

 明治12年に建てられ大正・昭和に大きな改装が加えられたという竹瓦温泉だが、この湯船自体は当初のものと変わっていないという。

 この竹瓦温泉の男湯の湯船の底には酒にちなんだ石が貼られているという。まぁ石工さんや左官屋さんには洒落た人が多いから遊び心の所作かもしれない。

 判るだろうか中央に斜めになった瓢箪の姿が。その瓢箪に重なって水平にある御銚子の形が判れば大したものだ。

 もう一つは猪口の形をしたものだが、こちらのほうは知っている人も多い。

 これを見つけて帰れば、「俺は竹瓦温泉に浸かった」と言っても恥ずかしくは無いだろう。

fwd-net長崎・諫早

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