エアバンド用の簡単な専用アンテナを建てよう |
我が家のシャックでは、ハンディ機が一台エアーバンド専用でメモリースキャンしている。最寄の長崎空港は北西に12km強離れていて、長崎街道の峠の向うになるが、地上の機体の交信もモニターできるので、なかなか楽しい。いままで25〜1200MHzまでのディスコーンを受信用のアンテナにしていたが、別の用途に使いたいので、簡単な専用アンテナを上げてみよう。
手持ちに5D-2Vは有るので、HIVP13Aを2m、ビニールテープ2巻、何時もの銅テープが無かったのでアルミテープを1巻。合計1,155円のお買い物だ。
アンテナの中心周波数は125MHzとして、λ=300/125だから波長は2.4m、これに1/4と係数の0.95を乗じて計算すると0.57mとなる。60cmほどシースを剥いで作業開始。
作業は何も難しくないが、しいて言えば銅の網線を呼び線を使って引き出すのが難しいかな?普段の銅テープなら網線と半田付けするが、今回はアルミテープなので省略(手抜きとも言う)した。
エレメント部が1.15m+支持部分として0.25mで全長1.4mの簡易スリーブアンテナの完成。共進点をアナライザーで確認すると116MHz辺り。予定より低めになったが問題なし。インピーダンスも50Ω辺り。
地上高50mの簡易スリーブアンテナの架設状況です。このカットは北向きの景観。長崎空港は45度ほど左側です。受信状況も良好。
白く見えているの樹脂パイプでエレメントに支障の無い部分を金具で止めて上部をテープ巻きしている
東は大分の更に東の瀬戸内海上空、南は奄美上空の航空機が受信できた。もちろん相手の高度が高いからではあるが賑やかな交信が楽しめる。
■IC-T7受信拡張について
改造ポイント箇所は、ロジック基盤のチップ部品 (D13)をハンダゴテで取り外すだけ。部品を取り外した後、リセットを行う。
リセットは[BAND]+[MONI]を押しながら電源を入れる。
拡張後の受信周波数範囲
108〜135.995MHz AM
136〜190.000MHz FM
300〜399.995MHz AM/FM
400〜480.000MHz FM
800〜999.995MHz FM
200MHz台の受信が出来ないので、ミニタリー系のエアーバンドの受信に支障は有るが、108〜135.995MHzまでの受信感度には満足している。
※200MHz帯以上の主な長崎/大村空港の受信対象(MHz) 228.2000 大村SEADROME |
09/26/2015更新
09/06/2015更新
08/07/2015公開