フリーライセンスラジオ局「ながさきHN53」

 我家の孫娘と市民ラジオで遊んでいたのを聞いていたそうで御近所さんからコール頂いた。お話によれば今はフリーライセンスラジオ=フリラとか言うそうだ。

ながさきHN53 RJ-480

■市民ラジオの無線局(市民バンド・Citizen Band・合法CB・市民無線)

 その昔、家族でキャンプや磯遊びに行くとき、アマチュア無線の免許を持っていない子供達に50mW程度のオモチャCBを持たせて、基地局(?)にRJ-480Zを設置して遊んでいたものだ。

 時が経って娘もアマチュアの免許を取り、息子達もARDFに興じるようになるとCB機は使われることもなくロッカーの中に。それでもたまには電源を入れていたので、今でも一応の動作はしている。

RJ-480Z 銘板市民ラジオ 0.5W 技術基準適合証明

 当時のコールサインは「ながさきHN53」だった。今は登録の必要が無いから私設「ながさきHN53」かな?先日フリラのベテランから御教授を受けて、休みの日にスイッチを入れて聞いていると、けっこう入感がある。残念ながらコールしても応答をいただいたことは無い。まぁそのうちに。

RJ-480Z 窓からアンテナを出して

 HFのハイバンドが調子がいいときに27.144MHzをワッチして、何方が聞こえると窓からアンテナを出してコールしてみる。ただ、電源コードを無くしてしまっているので、やや危険だけどワニ口クリップで供給しての運用。

RJ-480Z 電源ジャックRJ-480Z 外部電源で運用

市民ラジオの無線局とは

 免許資格無しで使用できる27MHz帯8ch以下で500mW以下のAM変調方式のトランシーバー。当初は届出が必要で「ながさきHN53」等の呼出符号が付与されていた。この届出が出来るトランシーバーは、郵政省令で定めた技術基準適合証明付の500mW8ch・100mW2ch機等があったと思う。

 近年、1970〜80年代に隆盛を極めた市民ラジオであったが、一部のマニアを除いては、海外仕様の多チャンネル高出力の違法CB無線に駆逐された感がある。

 また、昭和58(1983)年に市民ラジオの登録免許制度は無くなり、昭和58(1983)年1月1日時点で技術基準適合証明を受けているものが、平成34(2022)年11月30日までの使用を認められていて、その後は新(スプリアス)基準に沿った機器で新技術基準適合証明を受けた機器でなければ使用できない。

 このことに対して一部マニアには、新(スプリアス)基準に沿って機器に改修を加え新技術基準適合証明を受ける動きもあるが、現実問題として検定料が¥36,000円/1台であることもあり、商業的な広がりが生まれるところまでにはいかないだろう。

 自作や修理にも制限のある技術基準適合証明機器である事を考えると、大勢としては平成34(2022)年11月30日に27MHz帯8chの市民ラジオは終末を迎え、一部マニアだけが残る、いわば聖地と成るのではないだろうか?

〜市民ラジオの無線局

窓際に設置中のDJ-PA2
窓を開けて網戸だけになった窓際に設置中のDJ-PA20

■特定小電力ハンディトランシーバー(特小)

 400MHz帯、出力10mW、レジャー9ch+ビジネス11ch+中継用27ch+制御用2chの49chが割り当てられ、運用上は47chと表示している。UHFの10mWなんて、オモチャの様なモノと思っていたが、実際に使ってみると見通し範囲ならビックリするほど通話範囲は広い。

 私としては27MHz帯の市民ラジオが好きなのだが、時代の流れもあり孫達と遊ぶには違法局の混信が内容も含めて聞くに堪えないので、最近では特小を使うようになった。そして使わないときに窓際にセットしてワッチしていると、我が家から直線で5kmほど距離のある諫早干拓の堤防にいる局と交信が出来た。

 地方都市(田舎)である諫早市でも、平日は工事現場の連絡や、パチンコホール等の自動連絡等で賑やかなチャンネルだが、休日や夜間は静かだ。この静かな環境ならゆっくり遊べそうなので我がシャックの窓辺には当分のあいだDJ-PA20を置いておこう。

■単信方式の周波数&各社チャンネル表示

 ビジネスとレジャーに分かれているが、制度がスタートしたときに監督官庁が分けただけの事であり、当初は9chや11chの機器も出ていたが、区分や根拠も明確で無いし、周波数の有効利用の観点からも現状では分けている意味は無い。

周波数(MHz) モトローラ アルインコ スタンダード スタンダードHX アイコム ケンウッド
422.0500 01 b01 01 01 01 1
422.0625 02 b02 02 02 02 2
422.0750 03 b03 03 03 03 3
422.0875 04 b04 04 04 04 4
422.1000 05 b05 05 05 05 5
422.1125 06 b06 06 06 06 6
422.1250 07 b07 07 07 07 7
422.1375 08 b08 08 08 08 8
422.1500 09 b09 09 09 09 9
422.1625 10 b10 10 10 10 10
422.1750 11 b11 11 11 11 11
422.1875 - - - - - -
222.2000 12 L01 1 1 12 h1
422.2125 13 L02 2 2 13 h2
422.2250 14 L03 3 3 14 h3
422.2375 15 L04 4 4 15 h4
422.2500 16 L05 5 5 16 h5
422.2625 17 L06 6 6 17 h6
422.2750 18 L07 7 7 18 h7
422.2875 19 L08 8 8 19 h8
422.3000 20 L09 9 9 20 h9

 特定小電力ハンディトランシーバーの電波は、チャンネルステップが12.5kHzでF3Eの占有周波数帯域の許容値が8.5kHzとナローFMが指定されている。広帯域受信機などでモニターすると、一般のアマチュア無線の430MHz帯と比較すると音声が小さく感じるのはナローFMになっているため。

 レジャー3ch(422.2250MHz)が、フリラ各局の通信チャンネルとして、比較的よく使われているという。(私には実感は無い)

車内に設置中のDJ-PA2
グループ番号の設定なんて考えたことも無い

■中継局を使用する周波数&各社のチャンネル表示

 中継局を経由した通信は、チャンネルステップ及び帯域は単信モードと同じであり、周波数シフトは+18.4500MHzで運用されている。

アップリング ダウンリング モトローラ アルインコ スタンダード スタンダードHX アイコム ケンウッド
440.0250 421.5750 21 b12 12 中継01 中継01 1
440.0375 421.5875 22 b13 13 中継02 中継02 2
440.0500 421.6000 23 b14 14 中継03 中継03 3
440.0625 421.6125 24 b15 15 中継04 中継04 4
440.0750 421.6250 25 b16 16 中継05 中継05 5
440.0875 421.6375 26 b17 17 中継06 中継06 6
440.1000 421.6500 27 b18 18 中継07 中継07 7
440.1125 421.6625 28 b19 19 中継08 中継08 8
440.1250 421.6750 29 b20 20 中継09 中継09 9
440.1375 421.6875 30 b21 21 中継10 中継10 10
440.1500 421.7000 31 b22 22 中継11 中継11 11
440.1625 421.7125 32 b23 23 中継12 中継12 12
440.1750 421.7250 33 b24 24 中継13 中継13 13
440.1875 421.7375 34 b25 25 中継14 中継14 14
440.2000 421.7500 35 b26 26 中継15 中継15 15
440.2125 421.7625 36 b27 27 中継16 中継16 16
440.2250 421.7750 37 b28 28 中継17 中継17 17
440.2375 421.7875 38 b29 29 中継18 中継18 18
440.2500 421.8000 - - - - - -
440.2625 421.8125 39 L10 10 中継1 中継19 CHh1
440.2750 421.8250 40 L11 11 中継2 中継20 CHh2
440.2875 421.8375 41 L12 12 中継3 中継21 CHh3
440.3000 421.8500 42 L13 13 中継4 中継22 CHh4
440.3125 421.8625 43 L14 14 中継5 中継23 CHh5
440.3250 421.8750 44 L15 15 中継6 中継24 CHh6
440.3375 421.8875 45 L16 16 中継7 中継25 CHh7
440.3500 421.9000 46 L17 17 中継8 中継26 CHh8
440.3625 421.9125 47 L18 18 中継9 中継27 CHh9

 私自身は手元に中継局が利用できる機器が無いので、実際にアクセスしたことは無い。最近、F.R.C.から発売しているレピーター対応のFC-B20Rが、実売価格5kを切っている。レピーターとセットでも25k以下。

 身の回りに特小レピーターが無いから、自分で立ち上げるべきか?


F.R.C.の中継局を我が家に上げるか?

■グループ番号について

 グループ番号を設定して待ちうけ受信を行うが、方式はトーンスケルチである。トーン周波数はアルインコのデータによれば下記の通り。

番号 周波数(Hz) 番号 周波数(Hz) 番号 周波数(Hz) 番号 周波数(Hz)
01 67.0 14 107.2 27 167.9 40 159.8
02 71.9 15 110.9 28 173.8 41 165.5
03 74.4 16 114.8 29 179.9 42 171.3
04 77.0 17 118.8 30 186.2 43 177.3
05 79.7 18 123.0 31 192.8 44 183.5
06 82.5 19 127.3 32 203.5 45 189.9
07 85.4 20 131.8 33 210.7 46 196.6
08 88.5 21 136.5 34 218.1 47 199.5
09 91.5 22 141.3 35 225.7 48 206.5
10 94.8 23 146.2 36 233.6 49 229.1
11 97.4 24 151.4 37 241.8 50 254.1
12 100.0 25 156.7 38 250.3    
13 103.5 26 162.2 39 69.3    

 通話チャンネルとグループ番号を伝える際は「L-3-08」という様に伝える。これでレジャーの3チャンネルでグループが08番という意味になる。アルインコが人気が有るためか、たとえばモトローラー等の「14-08」という言い方は今のところ聴いたことが無い。単に私の経験不足かもしれない。

■秘話(スクランブル)について

 他社との共通性があるのか無いのか、確認をする設備(台数?)が無いが、秘話の機能から言って通常なら共通性は無いのが一般的だろう。業務無線に馴染みの無い人間としては必要性を感じたことが無くて。。。。。。(単なる勉強不足かも?)

■呼出符号(コールサイン)について

 割り当ては無いので何を使っても良いのだろうが、私は過去に発給された「ながさきHN53」を使う。過去にCBをされてない方も、フリラでの交信をする局は、この形式に沿って名乗っている方が多い。

〜特定小電力の無線局

08/27/2015更新
05/05/2015公開

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