80ch CB機 Saund Air SS-8450 28MHz AM改

 車載用の28MHzAM機の改造ベースを探していたら、熊本のOMからSaund_Air SS-8450を譲っていただいた。このリグはブラックマスクにステンレスメッキ風の縁取りが、なかなかUSAぽくって気に入った。感謝。

Saund Air SS-8450

 聞くところに依ればサイバネット工業の基板(PTBM106AOX)で組まれた、PLL40ch二階建て80ch、USAでも何処でも許可にならない40chを越えるFCC違法無線機。このリグにとっては28MHz_AMのアマチュア機に生まれ変わって、我家で余生を送るのが良いだろう。

■早速中を見てみよう。スタンバイピーにエコーまで搭載されているので、メインの基板の上は増設基板が場所を占めている。ごちゃごちゃだ。

Saund Air SS-8450 内部

 周波数を動かした局発基板のクリスタルは、既に20.705→20.950MHzに入替えてあり、41chが28.215MHz、50chが28.305MHzで80chが28.605MHzである。

 21.055MHzのクリスタルを準備して28.115MHzに下を下げたほうが良いかなぁ?

Saund Air SS-8450 局発基板

 BANDのH/Lスイッチは無効になっていて、表示は41chを超えて表示されるが、実際は1ch=41chで27MHz台は出ない。これはTSSにも有効だろう。親切な流石の配慮。

 H/Lのスイッチに空き回路があれば、L時にPTTを開放して送信禁止で受信のみ可能にならないか見てみたが、空き回路は無かった。現在のチャンネル状況は下記の通りで歯抜けなし。

FCC_ch FCC周波数表記 表示ch 運用周波数  備 考 
 

20.705

  20.950 ループクリスタル
1 26.965 1 28.215  
2 26.975 2 28.225  
3 26.985 3 28.235  
    4 28.245  
4 27.005 5 28.255  
5 27.015 6 28.265  
6 27.025 7 28.275  
7 27.035 8 28.285  
    9 28.295  

8

27.055

10 28.305  
9 27.065 11 28.315  
10 27.075 12 28.325  
11 27.085 13 28.335  
    14 28.345  
12 27.105 15 28.355  
13 27.115 16 28.365  
14 27.125 17 28.375  
15 27.135 18 28.385  
    19 28.395  
16 27.155 20 28.405  
17 27.165 21 28.415  
18 27.175 22 28.425  
18 27.185 23 28.435  
    24 28.445  
20 27.205 25 28.455  
21 27.215 26 28.465  
22 27.225 27 28.475  
    28 28.485  
    29 28.495  
23 27.255 30 28.505  
    31 28.515  
24 27.235 32 28.525  
25 27.245 33 28.535  
    34 28.545  
26 27.265 35 28.555  
27 27.275 36 28.465  
28 27.285 37 27.575  
29 27.295 38 28.585  
30 27.305 39 28.595  
31 27.315 40 28.605  
32 27.325      
33 27.335      
34 27.345      
35 27.355      
36 27.365      
37 27.375      
38 27.385      
39 27.395      
40 27.405      

 一通り確認して納得。使用開始はTSSを通過して免許の変更届が完了後だから、その間にNASAタイプの電源コードと同じくNASA結線のマイクを準備しないとね。

Saund Air SS-8450 銘板

 このサウンドエアーSS-8450の改造箇所は、@マイクアンプ内蔵(内部ダイヤル調整式)A唸り改造(NBスイッチオンで 1.4Kずれて唸る、NBスイッチオンにすれば306.4Mにシフト。受信周波数に影響しない。NBスイッチは中で直結してオンの状態)

 機種の特徴は、BエコーCスタンバイピーDパワーは三段階切り替えでAVGでLO 0.5w MiD 3w Hi 6wといったところ。エコーもスタンバイピーも唸りも使用するつもりは無いが、ネタとしてはなかなか面白い。(実際にオンエアしたら誰も相手してくれない?)

■CARMENマイク到着。なぜか4ピンコネクターが切断されていたし、マイクの送話口が汚いので分解して入浴・清掃した。ロック機構付きのマイクは始めて見たし、スプリング等の挿入でガチャンコマイクにもなるようだ。

CARMENマイクCARMENマイク ロック機構

 掃除を済ませて組みなおすと、なかなか良いマイクだ。

CARMENマイクをセット

■動作確認をしながらパーツをチェックして系統図を作成。これが案外と手間取る。

資料を作成する際に極東通信研究所(JN4SPT)Fuzzさんのブログを参考にしました。

 

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