TSSへの保証認定は時間が掛かる

 自作機や改造機、そして単なる付加装置の追加でも20Wを超えると保証認定が必要になる。【TSS保証事業部】か【日本アマチュア無線振興協会(JARD)】の選択肢が有るが、移動する局の電子申請も移動しない局の紙申請もTSSを選択した。

FTM-350AHNASA72GXU

■移動する無線局の申請をTSSに

 昨年から改造機のブロック図を起こしたり、リグのメンテナンスが一区切り付いたことで、まとめて書類を準備して、総合通信局のサイトで電子申請のデータを作成しTSSに電子申請をして

●平成28年1月7日に保証料3,000円を振り込んだ。TSSへの保証申し込みスタート

 自動応答メールが[entry:○△×○△] アマチュア無線局保証申込(変更)のタイトルで送られてきた。内容は保証申し込み内容の確認と、なお、ご入金の確認ができ次第、直ちに審査に入らせていただきますので、しばらくお待ちいただきたくよろしくお願い申し上げます。のコメント。

 要は、手数料の入金が確認できたら審査に入るとの回答だが、処理状況の確認方法も無い。今時宅配便でも追跡確認が出来るのになぁ。

●平成28年2月10日にTSSからメールが届いた。もう一月も経過しているので、審査終了のメールかと思ったら「TSS保証事業部からお問い合わせ::○△×○△」とのタイトルで、不備箇所の通知だ。

 一ヶ月以上も見てなかったんだなぁ。。。。とも思いながら、ブロック図から申請書に転記する際の単純ミスなどが指摘されていたので、資料を再確認して訂正。

●平成28年2月16日修正データ送信。同日自動応答メールが届いた。

  審査は始まっているのだし、データを修正して送れば直ぐに確認してくれるだろうと単純に思い込んでいた。

●平成28年3月17日

 最初の一ヶ月は当方の書類不備も有ったから目をつぶるとしても、その後に一月が経過したが、なんの音沙汰もない。。。。。。。

●平成28年4月17日

 さらに二ヶ月が経過したが、なんの音沙汰もない。いくらなんでも遅すぎるだろう。

●平成28年4月18日

 いい加減に不信感が募ってきたので、修正メール送信後、すでに二ヶ月を経過したがどうなっているのかと回答を求めるFAXを送信。

 FAXでは返信が無いとのネットの書き込みが有ったのでFAXと同じ内容のメールを送信。この電子申請以外に移動しない局の変更申請も紙ベースでで申請し、やはり二月ほど経過しているので、翌日同じようにFAXとメールで問い合わせを隔日で行った。

●平成28年4月21日にTSSよりメールあり。

このたびは、保証をお申込みいただき、誠に有難うございます。

さて、お申込みいただきました保証につきましては、大変遅くなりましたが、
審査を終わり、明日付の保証の予定で事務を進めておりますので、取り 合えず
お知らせ申し上げます。

総合通信局への手続きは、 おってお送り致します保証書写ファイル(pdf形式)
をお送りいたしますので、これを添付して行って下さい。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

  との内容。翌日の22日に保証書写ファイルが届くかと期待。来なかった・・・・・・・・

●平成28年4月23日

 夜に保証書写ファイル(pdf形式)が添付されたメールが到着。

●平成28年4月24日

 保存していたZipファイルを読み込んで、保証書写ファイル(pdf形式)を添付して電子申請を行う。TSSが終わって、此処からは総合通信局の対応になるが、熊本大震災の最中だから時間が掛かっても文句は言えない。

●平成28年5月6日

 九州総合通信局の電子申請の状況確認をしたら、受付から審査中に変わっていたので、本日SASEを発送。

●平成28年5月16日

 九州総合通信局の電子申請の状況確認をしたら、審査終了にステータスが変わっていた。即日免許証が発送される。この大震災の最中に正常に業務が進んでいることに感謝。


記載事項が賑やかになった局免が届いた


■移動しない無線局の申請もTSSに

IC-706MKUGケンウッド TS-440S

●平成28年2月24日

 まだ、この時点ではTSSの保証業務が、こんなにも時間が掛かるとは認識していなかった(今までは紙ベースでTSS+総通で一月強だった)ので、紙ベースの申請をTSSに送ってしまった。

●平成28年4月19日

 今週末で音沙汰無しで2ヶ月を経過する。いい加減に不信感が募ってきたので、電子申請分と隔日で問い合わせを行う。なんの音沙汰も無い。

●平成28年4月24日

 日曜日なのにメールが来た。

このたびは、保証をお申込みいただき、誠にありがとうございます。
また、再々のお問い合わせ、電子申請の分と混同しており、誠にも申し訳なくお
詫び申し上げます。
さて、お問い合わせの書面分の処理進捗につきましては、内容に疑問、不備箇所
があり、添付の内容により3月3日付にて郵便によりお願い申し上げております
が、お手元に届いておりませんでしょうか。

つきましては、改めてお願い申し上げますので、ご検討のうえつきましては、こ
れの訂正、その記載の説明または追加の資料等を、本信への返信としてご回答い
ただきますようお願い申し上げます。
(訂正した書類のご送付、追加資料のご送付は、ワード、エクセルまたはPDF
ファイルで添付してください。)

 上記の内容だ。ローカル局が同様の保証申請を1週間ほど先行して紙ベースで出していたが、二ヶ月以上音沙汰が無いのでメールで問い合わせをしたら、数日前にメールが来て、「受付後一週間程度で問い合わせのメールをしたが云々」と書いてあったそうだ。

 どんな必要から同じ紙ベースの申請に対して、郵便と電子メールでの問い合わせを使い分けるのか全く疑問だが、先方が出したというのだから信じるしかない。郵便事故やメール不着が頻発していても何の対応もしていないのだろうか?

 ほったらかしていても、いずれ苦情や問い合わせが有れば、郵便事故やメール不着が判るから問題無いと考えているのか?

●平成28年4月26日

 返信のついでに、次回の申請予定だったTS-440Sも追加してデータを修正し返信した。さて、何と回答があるかな?

●平成28年5月3日

 前回のことが有るので、データ返送後一週間経過した時点で、状況確認のメールを送った。FAXでの問い合わせには、なんの回答も無かったので、今後はメールでの問い合わせに絞ることにした。

●平成28年5月6日

 3日と、日付以外は同じメールを送信。帰宅後メーラーを確認したら自動応答メールのみ。

●平成28年5月16日

 やっとメールの回答が来た。

このたびは、保証をご利用いただき誠にありがとうございます。

お申込みいただきました保証は、4月13日付をもって実行し、申請書類は九州総
合通信局へ提出いたしましたので、お知らせ申し上げます。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

 これで、TSSから九州総通にバトンが渡ったわけだ。リグを増やした事に付いては何も言ってこなかったなぁ。

●平成28年5月18日

 TSSから封筒が届いた。TSSの保証番号が記載された通知書だ。TSSは熊本の九州総通に書類を提出しましたと記載されている。

 一か月程で局免が届くような記載だが、速やかに総通に送って貰ったなら、二週間ほどで着くと思うけどなぁ?

●平成28年6月9日

 九州総合通信局から6月8日付けの免許状が届いた。記載事項は移動する局と変わらない。100Wと1200MHzが違うだけだ。結果としてJARL登録機種のTS-440Sを追加しなければ、TSSに提出する必要はなかったようだ。

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