石造アーチ橋を訪ねて |
第 100 番 平野町の階段橋 |
長崎市平野町22番の旧道(裏道) |
未確認 |
長さ 約3.0m 幅員 約1.2m |
赤レンガと切石の階段橋 |
基部は石積み、アーチ部は切石とレンガの組合せで架けられている。要石に続く頂部はレンガなので、本来はレンガ橋とすべきだろう。
階段の先は隣地の嵩上げなどで閉ざされており、橋としても階段としての機能はもう果たしていない。橋は向こう側に人が渡るもの。行き先が閉ざされた橋は悲しい。
この、水路を上流にたどると、小さな堤防があり、その先にもレンガアーチが見られる。橋というより暗渠と言った方が正しいかもしてないが、これもアーチ橋。おなじみのみさき道人が見つけて知らせてくれた坂本町のレンガアーチ橋。
レンガアーチを見た後に、もう少し上がってみよう。「長崎医科大学門柱」という案内板が見える。石畳を上っていくと、長崎医科大学(現長崎大学医学部)の正門(現在は裏門)に行き着く。向かって左側の門柱が手前に大きく傾いている。
高さ1.7m、一辺1.2mの大きな重い門柱が手前にずれて傾いている。昭和20年8月9日午前11時2分、長崎を襲った原子爆弾の爆風によるものだが、改めて原爆のすごさを思い知る。
遺構に記された銘板
04/05/2008更新
03/29/2008更新