石造アーチ橋を訪ねて

第 104 番 佐野屋橋(下橋)
厳原町川端通り
川端八橋の下の橋
享保7(1722)年 大正6(1817)年
長さ 12.2m 幅員 6.2m(拡幅)
厳原本川の最も下流にあるので一名下橋ともいい、寛文年間の架橋で川のたもとに佐野屋という問屋があったので命名され、享保七年石の桁橋に改め、大正6年に倉成、藤野、小野三氏によってアーチ橋に架け替えられた。

 

 橋の袂の金石館は、出張時にいつもお世話になる。佐野屋橋は拡幅改修されているので、橋の上からはアーチ橋であるとは思えない。上流の大手橋からも良くはわからず、写真の有田橋からアーチの形が見えるのみ。

 享保7年あるいは4年と過去紹介されていたが、このときは同じ石橋でも桁橋であったそうで、石造アーチ橋になったのは大正6年とのことです。

 山口祐造氏が著書「石橋ものがたり」で拱矢5.0の扁平な橋は、とても江戸時代の橋とは考えにくいと述べられているが、やはり技術者の目は確かであった。

*トップの写真が判りにくかったので撮りなおしてきました。(08/29/2003)

06/10/2008更新

03/30/2008更新

08/29/2003更新

 

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