石造アーチ橋を訪ねて

第 110 番 眼鏡(菖蒲)橋
佐賀県佐賀市富士町大字藤瀬字下菖蒲
あやめ橋
大正5(1916)年
長さ 35.0m 幅員 3.5m
北山ダム下流域

 菖蒲(親柱には、あやめばしと記載)橋は、従来木橋であったが、洪水の度に流出するので、困り果てた菖蒲地区住民は、幾たびも協議を重ねた末、永久橋の架設に踏み切り、眼鏡橋の架設に決定したのである。

 工事費は、地区有の山林を売却し、不足分は篤志寄付を募り、また各戸から拠出した。大正5年(1916年)7月完成した。約9ヶ月の月日を要したという。

 現在は利用されていないが、長崎型の綺麗な橋だ。

07/12/2007更新

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