石造アーチ橋を訪ねて |
第 190 番 小谷橋 |
長崎市三ツ山町751 |
昭和9年12月(1924年) |
長さ4.2m 幅員3.0m(昭和59年3月、長崎市の重要文化財眼鏡橋保存修理工事報告書から転載) |
市内から犬継バス停を過ぎて右折。 |
「長崎の歴史」の著者である江越先生のお話から長崎市在住の「みさき道人」さんが見つけてくれ連絡頂いた橋です。さっそく現地に行って見ました。立派な石橋が残っていました。橋を渡って上っていくと、長崎バイパスの向こうに見える三ツ山教会の墓所に出ます。この数年前までは、樹木に覆われて荒れていたのを、近隣の信者の皆さんが伐採してきれいにしてくれた為、教会の指標も橋から良く見えます。
改めて橋に目をやると親柱に昭和9年12月の架橋年月と石工の河浪某。また右手の親柱には小谷橋の橋名が読めます。
犬継の集落に住まう中島さんにお話を伺うと、「立派な橋なので蔓を掃除したりしていますとの事。「先人の残した物は大切にしたいとおっしゃる。感謝。
お話によると、この道は教会の墓所の先からは、今は車は通れないが、南山高校のグランドまで歩いていける道が繋がっていて、向こうの集落の方は三ツ山の教会まで歩いてこられていたと言う。
三ツ山の金山跡も近くには有るかもしれないし、こんどゆっくり歩いてみたい。気持ちの良い方に出会えて、今日はなんだか良い日になった。(03/10/2008)
03/12/2008「みさき道人」さんのご連絡で加筆訂正。