石造アーチ橋を訪ねて

第 208 番 通山橋
長崎県東彼杵郡東彼杵町川内郷
虚空蔵神社の一の鳥居からの参道にあたる道に架かる橋だが、見た限りでは明治以降の橋としか見えない。
長さ5.5m 幅員5.0m 径間4.7m
 現在は直ぐ上流に通山第二橋が架かっていているが、いまでもしっかりとした現役の橋だ。

 今回も長崎の「みさき道人」さんから連絡を頂いて現地を確認しに来た。まだ、こんな石橋が眠っていたとは、まだまだ未確認の石橋が有るようで楽しみが増えた。(10/19/2009)

 この石橋から国道34号線を越えて彼杵川の向こうには長崎街道に沿って虚空蔵山愛宕神社の一の鳥居が建っている。この鳥居は案内に寄れば、公共工事の為に多少場所が変わっているとはいえ、延宝5(1,677)年に大村藩主の武運長久を祈願して建立されたものだという。ここから改めて通山橋に向かってみよう。

 高速長崎道の高架と国道34号線を越える。登山道の案内にしたがって少し上れば、現在の道路に架かる通山第二橋の左手に通山橋が見える。

 手前のアスパラハウスの御主人に聞いても「子供の時から架かっとる」と言われるばかり。おいおい役場にでも行って調べてみよう。

環厚0.35m・拱失1.6m・拱失比2.7(やや扁平の石橋)

 

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