石造アーチ橋を訪ねて
第 25 番 誓願寺橋
平戸市 紺屋町の鏡川に掛かる。誓願寺入口
2_0513
嘉永元(1848)年頃
長さ5.3m程度 幅員3.3m程度
 法音寺橋のすぐ上流にあたる。

 幸(オランダ)橋から、150年程は下った後に作られた橋。しかし加工は幸橋どころか法音橋より劣るような気がする。

 布積みの石の加工は一般的、また楔となる石の周辺の石にも隙間が見られる。石工の技術はなかなか伝授は難しいものかもしれない。

 この誓願寺橋は、何処に有るか判らずいた平戸小橋こと法音寺橋のことを、Hirado-Naviさんの掲示板に質問したときに、あごかぜさんが同時に教えてくれたものです。

 おなじく「あごかぜ」さんから、興味有るお話を掲示板に書き込んでいただきましたので、紹介します。以下は引用です。

 この誓願寺橋の向こうに見える誓願寺の参道の石段に関して、カルトな話をいたしましょう。
1639年に建てられたあと、すぐに壊された平戸オランダ商館の石造りの倉庫。カベに2万余個の砂岩が使われていたとされていて、解体後の石がどこに行ったのかが謎だったのです。
誓願寺の石段にある石の中には、商館の帳簿に記載されている石の寸法と一致するものがあります。数年前、商館の建具枠のアーチに使われていたらしいVOCのマークが刻まれた石が発見された観音堂は、法音寺橋のすぐそばにあります。

興味有るお話、ありがとうございました。

 

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