石造アーチ橋を訪ねて

第 50 番 拱(こまねき)橋
長崎市西山 
2_0627
明治36年11月30日架橋
長さ17.3m 幅員9.4m
長崎大学経済学部正門に架かる橋 国登録有形文化財 平成19年11月指定

 中島川の支流、西山川に架かる。緩やかなアーチと丁寧に加工された部材。要石には他の枠石とは異なる加工がされている。

 国登録有形文化財となってから立寄ってみたら、案内柱が建っていた。

 記載されている文章を連載してみよう。

拱(こまねき)橋

(旧長崎高商拱橋)

 長崎大学経済学部の前身である長崎高等商業高校は西山川左岸東側に造成されたため、西山川を横断して道路と接続すべく明治36年(1903)11月30日に拱橋が架設された。高商設立当時の構造物である。拱橋上流には明治39年(1906)に西山橋。大正13年(1924)に片淵橋、すぐ下流には矢場下橋(大正13年)が建設されたが、すべてコンクリート橋である。

 トラス形式の鉄製橋梁では学校正門前の橋梁には相応しくないため、上部空間が開かれた上路式アーチ橋が選ばれたと考えられる。

 石材の表面は細かく加工され、日本の石造橋が持つ土着性から離れた、端正な近代的設計がなされた石橋である。

03/22/2009更新

03/23/2008更新

 

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