長崎県の石門を訪ねて
整理番号 第 g-001 番 観音寺の石門
所在地 長崎市野母崎町脇岬2330
写 真
建立年代 寛政10年(1,798年)

 長崎市の南部、野母崎半島の南端に脇岬という港がある。唐との貿易が盛んな時代、風待ちなどで利用された脇岬の歴史ある寺院観音寺。長崎市からここまでの道を「御崎道」と書いて「みさきみち」と読んだ時代があったので、一般に「御崎の観音さま」と呼ばれる。平安時代の創建時は真言宗であったが現在は曹洞宗の1,000年の歴史を持つお寺である。

 この形式の石門は、唐の時代の様式をそのまま写したものと言われ、長崎県内には数基が確認されているが全国的には珍しい形式と言われる。

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