長崎県の石門を訪ねて
整理番号 第 g-009 番 聖福寺の石門
所在地 長崎市玉園町3−77
写 真
建立年代 1725年〜1886年

 聖福寺の背後にあった現在の金比羅神社は、もと無凡山神宮寺として明治を迎えたが、神仏分離令によって金比羅神社となり、仏像仏具その他仏寺関係の一切が除去破却された。その境内に残された石門の中央要石に、唐僧木庵筆「華蔵界」の文字が刻んであり、聖福寺開基鉄心道胖が木庵に随侍修行した縁があったので、1886年に、聖福寺へ移築されたと言う。この石門は神宮寺が再興された1725年以降の建設と推定されるが、その唯一の遺構である。

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