石造アーチ橋以外の石橋たちを訪ねて

第 k-048 番 岩川(ゆあがわ)の石橋
五島市上大津町(城山・山崎)
永正年間(1500年代前半)の架橋と思われる
長さ m 幅員 m  スパン m

 鬼岳の火山灰が堆積した台地から湧き出る水は清らかだ。この大津周辺には何ヶ所も同様の水場が見られるが、現在も豊富な湧水があり水場の環境が保たれているのは、この岩川だろう。(06/05/2008)

 武家屋敷通りから脇道に入り善教寺の前にでる。そのまま民道を進むと左手下に水場が見える。湧水は今歩いている道の下から湧いている。その水は清浄で今でも飲めるという。

 折角だから、この岩川から南に少し下って、下大津川に注ぐ「かもん川」にも行って見よう。永正4年(1507)に一本松城主として大津方面を支配してい西掃部が築造したという。

 築造年が明確に判っている貴重な水場も残念ながら現在は水源の水位が下ってポンプアップして利用されている。(07/31/2008)

 かもん川を確認中、すぐ下流の公務員宿舎の先にも、同形式の水場が目に止まった。どの水場も水位が下っているのは、さすがの鬼岳も坂の上地区の開発が進み、水源が枯渇しつつあるのだろうか?

 08/06/2008の出張の折に、鬼岳湧水の水場を、もう一ヶ所訪れてみた。ここの水場は、もう完全に干上がっていて、道路を挟んだ水源の水位も随分下っている。

石橋の紹介ではなく、鬼岳湧水の現況報告になってしまった。

08/09/2008更新

08/01/2008更新

 

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