石造アーチ橋以外の石橋たちを訪ねて

第 k-051 番 明星院の石橋
五島市吉田町
文化七(1810)年三月架橋とある
長さ m 幅員 m  スパン m

 弘法大師空海が唐での修業の後、福江島に立ち寄り大宝寺や此処、明星院の開基に関わった事は有名だが、この明星院に石橋が架かっていることは案外紹介されていない。

 境内の案内板には「伴(看板には人偏ではなくニスイである)池(ばんち)、池の中央に橋をかけ池を半分にした形式で中国の造園思想から生まれ日本では平安鎌倉時代の庭園形式で橋を渡れば、そこは仏の世界を現している」と書かれ、橋の架橋に関しては「奉寄進、御倉奉行、杉 東蔵、大浜清蔵、築瀬友八、二十一世大恩代、文化七年庚午三月」と記されていた。

 五島を離れて二昔ほど経ったが、今頃になって静かな気持ちで島を廻る事が出来るようになった。(07/31/2008)

 

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