千々石町「観桜火宴武者行列」

 今年で6回目を迎える観櫻火宴は、昨日の雨で順延に成った。今日は小浜の花火見物の車で国道は大渋滞。私は唐比から塩浜に抜けて、千々石に到着。(04/07/2002)

 夕暮れとともに千々石港にある福石様で陣揃えをした武者達は、鉄砲隊の号砲を合図に千々石大和守直員公に率いられ商店街の坂道を、橘神社に向かっていく。出陣は19:00だ。

 沿道の観客から、「彌栄(いやさか)」の掛け声が上ると、武者隊は「うぉーっ!」と気勢を上げる。観客から声が掛からなければ、大将自らが「いやさかーっ!」と、怒号を上げる。

 二百名を越える将兵は、松明を掲げ、鉄砲隊や大筒まで揃えての大部隊。「彌栄」の掛け声のもと進む光景は、まさに圧巻!!

 橘神社の軍神橋の上で、大将の目の前で、大筒、鉄砲隊の試射を行う。空砲とはいえ大筒の轟音が響く。

 筒先を揃えた鉄砲隊も、なかなか凛々しい。今年の若武者達は頼もしい。

 逸る若武者達の手綱は、百戦錬磨の老将達がしっかりと握っているように見える。

 今春、千々石中学校に入学する子等が、今日の主役「立志元服の式」を迎える若武者達です。隊列を乱すと老将から一喝される。

 老将先輩が見送る中、千々石大和守直員公に率いられ、「元服立志」の若者達が、橘神社の拝殿に向かう。

 お祓いを受けた後に、大将から一人一人名を授けられ、立志の誓いを立てる。

 写真の下に写っているのが、授けられた大人の名前。実際には本人の名が書かれているのだが、受け取る彼等は真剣。  

<<橘神社はここ>>

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