2002千々石町温泉神社秋の大祭

 10/20/2001です。今日から三日間、千々石町は温泉神社の秋の大祭です。どんなお祭りなのかは全く不明、知らないから行ってみようって事で出発しました。

 千々石観光センターからの、千々石町全景です。すこし霞んでいますが、久千部山や平成新山が見えてます。千々石といえば、桜の頃に「橘神社」に来る位で、温泉神社が何処に有るか、全く知りません。

 長崎県のイベント掲示板に、どなたかが書き込んでくれた情報を頼りにやってきました。
ただ、掲示板には今日から「三日間、町は祭り一色」と書いてありますから、行けば判るだろうと、安易な気持ちでやってきました。

町に入って、商店街になると注連縄がはってあ

ります。間違い無しです。注連縄に沿って、海水浴場の方に降りていくと、海水浴場を背にして、小屋掛けがして有ります。ご覧の通り場所取りのビニールシートが置いてあって、待っているお客さんがいます。

 「おばちゃん、もうあっと?」と聞くと、午後からだとの返事です。千々石町のサイトは公式サイトは未公開。個人で運用されてたサイトも先日閉鎖されましたので、情報源が無かったんです。役場の経済課の電話番号があったんだから聞いてりゃ良かったんだけど・・・・

 祭りの世話役さんも、巫女さんも、本番に備えて、腹ごしらえ。お昼の最中でした。

 しかたがない、祭りの会場で何か食べようかと思っていたのを変更して、雲仙に先に遊びに行って、帰りがけに寄ることに・・・・

  -----この間、雲仙で遊んでました----

 戻ってくると、沢山人が集まってます。午前中に、シートで場所取りをしていた、会場は、人で一杯です。もう演目も大分進んでいるようです。

 舞台に目を移すと、相撲の出し物です。よーく見ると、みんな女性達です。「女相撲」のようです。相撲といっても、舞台での出し物ですから、面白おかしくアレンジした、いわばショキリ仕立ての舞台でした。行事と合わせて、楽しい舞台を見せてくれます。

 まだ後には、唄や踊りと、沢山の出し物が用意されてます。伺ってみると、七つの地域ごとに出し物の当番が有って、持ち回りで毎年演るのだそうです。小さな社ですが、1,300年も続く土地の氏神を祭った、大祭ですから出来ることなんですね。町おこしの、なんとかイベントとは歴史

が違います。

 いつも思うのですが、こういった伝統のあるお祭りの重みを感じます。

 町おこしや、商業イベントの「おまつり」も大好きなんですが、その企画をする際に、なんで小さな祭りで良いから、その地元に伝わった祭りや、もし現在は絶えていたとしても、その祭りを復活する形で、なにか「神輿」になるもの、いえ本当の「お神輿」でなくても良いのですが、祭りの中心になる象徴が要るのだとおもいます。

 本当に、その土地に伝わった「ハイヤ」や「ソーラン」なら意味がありますが、ただイベントの為に持ってきた「踊り」や「出し物」では、祭りの感激がないんですよね。とっても楽しかったとしても、ただのイベントと感じてしまいます。

 声を掛けると、巫女さんが、良い顔で応えてくれました。勿論、臨時の巫女さんなんでしょうが、子供の頃から参加してる祭りの、女の子が憧れた、巫女さんに、いま自分が成っているから、こんな良い顔が出来るんですよね。

 千々石くんちと呼ばれるこのイベントの専用ページを作りました。

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