永昌東町商店街サンシャイン通りの福まき

 JR諫早駅前の、サンシャイン通りで、節分の日を前に、「福まき」が行われました。
(02/02/2002)

 10時から、青空市が開かれて、野菜やケーキがうられてたようです。私が行った時点でも、大根が50円とか、お買い得品がありました。そしてスタンプラリーの抽選会!

 「永昌町の○△さぁ〜ん」、抽選会に居ないと失格勿体無い!!3000円相当の賞品が40名の方に当りました。

 2時から、1500個の福まきです。十八銀行の支店長さんも、台の上にあがってます。

 「こんなして、捕ったよぅ」、楽しい時間だったようです。

【イベントの検証】

 商店街として、地盤沈下が著しい「サンシャイン通り」、日本中の何処の地方の商店街でも見られる、空き店舗が目立つ商店街。

 今日のイベントの、本来の目的は18日から行われた、スタンプラリーだろう。商店街で、規定価格以上の買い物をして、スタンプを集めて、抽選対象になるという企画です。

 商店街で、まずは買い物をしてもらおう。

 まずは、お店にきてもらおう。

そんな、企画ではないでしょうか?

 今日の抽選会に来ていた人たちは、およそ100人ほど。福まきの写真で判るように、年齢層も高い。抽選券の投票をしたなら、会場にくる確率の高い購買層。また、安いからといって、無駄な買い物はしない世代でもある。

ここで、勝手な計算をしてみる。

 スタンプラリーの応募をした人が、2000円*4=10000円の買い物をしたとして、本日来た人が、応募の半分だったとして、200万の売上。

 そのうち、普段なら、西友で買うものを、商店街で買ったものが、どれだけあったろう?たぶん、普段買い物をしている、いわば、お馴染みさんが、応募したんじゃないだろうか?普段ここで買い物をしない、このイベントで、買い物をした、購買層が居た様には、会場の雰囲気では感じられなかった。

 それでも、イベント効果で買い物があったとして、多めに見て、100万の売上アップが有ったとしても、純益は10万に満たない。

 イベントの費用を考えてみよう。地元に住んでて、マイタウンさんのメールを見るまで、この企画を知らなかったんだから、宣伝費は0と考えよう。

 賞品の3000円*40=12万は、半分と考えて、6万。その他の販売品は、原価と考えて、差し引き0。人件費は、持ち寄りで、0にしよう。福まきの、お菓子が、1500個とは言っても、30個入り100円もしないから、せいぜい原価は、2万。

 出入のある、直接支払額で、ペイしたように見えるが、イベント効果で、売上増が有ったとしての計算だから、あてにはならない。

 本当に、効果が有ったのだろうか?

【どんなイベントが良いのか?】

 淋しい話をしてても仕方ない。このサイトでも紹介している、平戸の一幸さんに、お邪魔したときに見た、「一店一品超御徳セール」を、思い出す。

 お店毎に、特定商品が半額だったり、おまけがついたり、一幸さんみたいに、制限つきの割引だったり。商店街のどのお店も、一品だけは、なにかのサービスを、日替わりで行ってる。

 そして、其の日のサービスは、来て見ないとわからない。商店街に行けば、何かをやっている。見ているだけでも楽しかった。翌日も、用も無いのにのぞいて見た。冷静に考えれば、一品だけの、それも現実には、要らないような、サービスも見られた。でも、それを眺めて歩くのが楽しかった。

 この、「楽しかった」が、大事なんじゃないだろうか?商店街を通ってみよう。暇だから、行って見ようの気持ちにさせることが大事なんじゃないだろうか?

 現実には、経営が厳しい現状で、イベントに投資をするのも大変。また消費者にとっては、物に釣られて買い物はしない。でも楽しさにはお金は出します。

 一店舗だけでやっても、なんの効果もないでしょう。商店街ぐるみで、一定期間やらないと、なんの効果もないでしょう。

一消費者の意見です。そして、買い物をするのは、その一消費者です。

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