早岐茶市(初市)

 毎年5月、八十八夜の新茶の時期、また田植え前の農閑期で初夏の素晴らしいこの季節に縁起の良い、7・8・9のつく日を選び市が開かれるようになった。(05/08/2002)

 もともとは安土桃山時代から、海陸共に交通の要衝であったこの早岐で、山に住んでいた漁師や山武士達が獲った獲物と、海辺に住む漁師が獲った魚や海草などを、物々交換をしていた事から自然発生的に「市」がたつようになったそうだ。もう400年以上の歴史のある市ですね。

 今の時代でも、海の物と山の物の伝統は生きています。海産物は乾物なら何でも揃います。

 そんな中でも、諫早人としては「お煮しめ用の棒鯨」これだけは別格。すぐに買ってしまいます。「棒鯨」は、なかなか無いんです。

 なにしてるか判ります?商品は海産物なんですが、お客さんが勝手に袋に詰め込んでいます。

 早岐茶市の名物「詰め放題」です。お茶だって農産物だって、海産物だって、こんな風にしているお店が沢山あります。

 地元の有名店も茶市の時は出店で大盤振る舞い。これも早岐茶市の名物です。ここのお店も地元ではチョッと知られた海産物店です。

 地元の名店も居れば、担ぎのおばちゃんも居ます。「おばちゃん来月も来るけんね」と、顔見知りの会話も茶市の名物。

 また少ないながら、お店同士の物々交換をやってるところも目にします。屋台の饅頭の代金が野菜だったり。干物だったりと言った按配です。

 早岐茶市が開かれる、ここ早岐は大村湾の外海に繋がる瀬戸にあたる。観潮会で有名な西海橋とここ早岐瀬戸の二箇所だけで大村湾の干満を支えています。

ちょっと見えてる橋の名も観潮橋。早岐茶市の日程は以下の通りです。

初 市・・・5月 7〜 9日
中 市・・・5月17〜19日
後 市・・・5月27〜29日
梅 市・・・6月 7〜 9日

一辺来て見ませんか?楽しい体験になると思います。 

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