開運 杵の川酒造酒蔵開き |
地元の酒造会社である、太陽酒造がこの春から社名を「杵の川酒造」と改称した。今年の酒蔵開きは、期待が持てる。飲ん兵衛の私は、さっそく行ってみた。(03/21/2002)
開場と同時に入って、イベント会場には行かず、さっそく酒蔵の搾り工程に行ってみた。発酵・熟成を終えたモロミをここで搾って、お酒と酒粕に分かれる。日ごろ飲めない、まさしく搾りたて、澱引きもしてない、生のお酒を頂く。 旨い!!
酒蔵の見学をしていたら、オープニングの市長、八江県議、瀬頭社長の挨拶が終るところ。瀬頭社長が、「日ごろの私の精進が・・」と、天候不調で、急遽会場を瓶詰め工場内の商品倉庫に変更したことを言われていたが、実際にイベントが始ってみると、ちゃんと雨は上ってきた。
イベント司会は、地元の放送局「レインボーFM」の野田竜子さん、イベント出演は、食楽亭さんの石井流津軽三味線。この後には、やっぱり地元の「肥前太鼓」の皆さんが控えている。地元に拘ったイベント構成に拍手!(竜子さんの横の樽酒はもちろん振舞われた。感謝!)
会場内の出店では、酒の肴がずらりと並ぶ。私も勿論、干物とタタキを頂く。奥では、販売コーナーが盛況。本日限定の「生絞り原酒」が、大人気だ。
杵の川酒造の、前身は地元の黎明と丁子屋が合併して出来た太陽酒造で有るが、従来からの黎明、恵美福よりも、近年では、合併後の「杵の川」が売上の半分を超えるようになったそうだ。
杵の川(きのかわ)の「杵」は「きね」で木の根から来たという。根っこ、基本の部分を大事にした酒造りをしていきたい。また、これからも黎明や恵美福、呉竹等の商品は大事にするが、県内県外に「杵の川」の名前で、地元を大切にしながら頑張っていくと、社長のコメントであった。
そういえば、わたしもこの数年は、黎明ではなく杵の川を飲んでいる。
今夜の晩酌は、この限定酒を頂こう。
<メモ>
所在地:長崎県諫早市土師野尾町17の4
電話 :(0957)22-5600
FAX :(0957)24-5825