サイトトップ   油屋町・川船   おくんちトップ

 準本場所のカモメ広場に油屋町の川船がやってきました。本場所と違って傘鉾が無いのが淋しいですが気楽に楽しめます。

 投網を打つ船頭さんは8歳ですが、見事に大役を務めています。川船は比較的軽量なのでスピード感が有って楽しめます。

 投網の後に船頭さんが降りて、いよいよ川船の演舞です。まず前後に大きく走るのですが、停めるとき、動き始める時の力の入った根曳衆の姿がいいですね。

 油屋町の川船は昭和48年(1973年)に、はじめて奉納されて、昭和55年に囃子に「根曳唄」が加わりました。

「川船唄の歌詞」

船はさかまく流れを上る。 あれは油屋川船じゃ。

錦織りなす玉帯川に。 今日も船頭の櫓がはずむ。

【メモ】

 川船の上の装飾「だし」は「楓紅葉に魚籠と網を配し薄(すすき)をそえる」ものです。これは、「宝玉」=タマ、「薄(すすき)」=バナ、「魚籠」=ク、「楓紅葉」=エデ、「網の上の輪」=となり、これを続けていくと、タマオビカワ=「玉帯川」となります。

 玉帯川とは、油屋町の横を思案橋の方へ流れている川でした。 今は、正覚寺電停の所から暗渠となり電車の線路と油屋町との間の道路の下になっていますので、ちょっと判らなくなっています。

inserted by FC2 system