長崎くんち(お諏訪さんの)くんちの夕べ

 今日は長崎くんちの前日。朝一番の奉納踊りは平日とあっては難しい。くんちの夕べなら何とか来る事が出来る。今年は本場所、お諏訪さんの桟敷で奉納踊りを楽しもう。(10/07/2010)

 16時からの開始だけど、相変わらず長坂連はビッシリと着席。神前に向かって右側の桟敷は此処から入場だが、左側の桟敷は車道から入ることになる。

 左手に回ってみると130kgを越える傘鉾は休憩中。二番手の東濱町だ、早いなぁ。坂道を上がって踊り町の入場口には、一番手の馬町の傘鉾が待機中。

 桟敷の入口でチケットの半券を切って貰ったら、直ぐ目の前が指定席。家内が軽い食べ物とタップリの飲み物を準備して座っていました。

 桟敷席は4人分なのだが、現実には二人ならユックリ、三人なら飲み物を広げて置ける程度の席。安いB席からは踊場は小さくしか見えません。

 桟敷席での飲食はOKですが勿論禁煙です。帽子と傘がタブーなのは有名ですよね。神前だから帽子は失礼と案内が有ったけれど、諏訪の神様達は朝の奉納踊りの後は、おくだりで、今頃は元船の、お旅所でキコシメシテいるだろうから、見物の邪魔に成るような野暮なものは被ったり差たりするなということでしょう。

 馬町の本踊り、三番叟を楽しんで、わらべ連の「ながさき七不思議」で笑っていたら、もう所望踊りの長崎ぶらぶら節になってしまいました。

 「遊びに行くなら〜花月か」なんて身分じゃないですが、一度はお座敷で聞いてみたいものです。さてさて、馬町の後は、東濱町の登場です。

 傘鉾は、馬町は馬具に弓矢、陣笠、鞭でしたが、ここ東濱町は汐吹き蛤です。踊り町の謂れを記した飾(だし)を見るのも楽しみです。

 楽しみといえば、何処の踊り町も、傘鉾の後に蒔き物として手拭が投げられます。これもまた楽しみ。東濱町の蒔き物は、なんと私の膝の上に飛んできました。

 東濱町の龍宮船は、くんちの曳き船の中でも大型です。この船が廻りだすと本当に踊り場が狭く感じられます。

 龍宮船だから、乙姫様という事で、今年初めて登場するのは、新体操の強化選手で構成された乙姫様達。

 八坂町の登場です。傘鉾の飾は松に紅葉、白木の鳥居。八坂神社ですね。

 八坂町の蒔物もナイスキャッチ。ではなく桟敷運営委員のお兄さんが横から手渡してくれました。

 八坂町と言えば川舟。可愛い飾船頭さんに代わって、投網船頭さんです。なかなかの投網裁き。

 曳き船の中では軽量の川舟。船廻しはスピードがあって、重量のある船とは一味違います。

 4番目は銅座町。傘鉾は老松に銅の灯篭に紅葉です。これまた重そうな傘鉾です。

 人気の南蛮船は重量が有るので、地響きを上げての船廻し。ヨイヤーの歓声が上がります。

 五番目は馬祖様と登場の籠町。人気の龍踊が特別出演です。これで龍踊と馬町を併せて龍馬という駄洒落?

 龍が何度も「もってこーーい」に応えてくれた後は、ずいぶんと暗くなりました。殿の築町の傘鉾は手持ちのズームのデジカメでは光量不足で全く使い物になりません。

 細川藩由来の歴史ある御座船もこの通りです。。今度はS席を等と思ってしまいます。桟敷をたって御座船が下ってくるのを見たら、今年のくんちの夕べもお仕舞です。

 市内で卓袱料理でも食べたいところですが、我が家は帰り道の松新で夕飯。私はトルコ牛めしです。ささやかに長崎くんちを楽しんできました。

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