島原温泉不知火まつり市中パレード(先踊)

 市中パレードの先乗りは伝統通り「先踊」が出ます。この踊りが済まないと他の踊りや鳴物が出せないので、2時からのパレードに先立って、1時30分スタートです。(10/13/2002)

 白土湖のすぐ側の踊場で待っていました。

 10月は、各地で秋祭りが行われる季節です。
 島原市でも10月13日から15日にかけて、猛島、霊丘、八幡の各神社で例祭が行なわれ、先踊は、14日に奉納されます。
 この先踊は、寛文9年(1669年)松平忠房公が島原城主として福知山から島原へ着任したとき、歓迎のため踊ったと伝えられる歴史の古い踊りで、昭和54年に市の無形文化財に指定されました。
 先踊は、もともと「大踊」と呼ばれ、この踊りが済むまでほかの踊りはできない決まりになっていたそうです。
 踊りは、男だけで演じる勇壮な奉祝の踊りで、もとは掛け声だけで音頭をとり、笛や鐘などの鳴り物は使わないものでしたが、今は太鼓を使うようになっています。
 行列は、先頭で着飾った稚児行列の音頭先と、入羽・地・出羽の三種類の唄い手からなる音頭方、踊り手の3組で構成されています。
 現在、桜町、加美町、白土町、寺町、上の原、崩山町などの人たちで保存会を結成。世話人を出し運営にあたりながら、小学生に演技の伝承も行なっています。
 伝統ある先踊。これからも長く継承してほしいですね。

広報しまばらから引用

 【島原鉄道HP】 【島原阿波踊りHP】 【島原温泉不知火まつりHP】

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