2009朝鮮通信使祭りin釜山

 今年も韓国の釜山で朝鮮通信使祭りが開催された。そこで大村市の「黒丸踊り」が見られるとは。(05/03/2008)

 1607年に江戸幕府の要請で朝鮮通信使が派遣された。それからの約200年が日朝の一番安定した友好関係の時期であったようだ。通信使ヘの迎接式が龍頭山公園ので開催され、平和の行進もそこからスタートした。

 きれいになったアリラン通りに平和の行進の一団が差し掛かった。

 ここまでが云わば露払い。対馬から参加の現在の対馬宗家の武士団が案内・警護役を勤めている。さぁ朝鮮通信使の一行だ。

 平和のパレードは、大きく3部に分かれていて、朝鮮通信使の復元行列、日本からの行列、地元釜山の人達の行列の順に来るのは昨年同様。先ずは正使の行列だ。

 正使・国書・副使と通信使の模擬行列が続き、その後に日本からの参加者のパレードが続く。

 トップは福岡市今宿から纏太鼓、そして去年も参加していた広島の紅葉連の阿波踊り。阿波踊りは自前で鳴り物を持っているからパレードが渋滞しても、いつでも自分達の判断で踊りを見せることが出来る。PAを車に搭載した連は勝手に出来ないから辛いなぁ。

 田ばやしと下関からの「よさこい」がやってきた。残念ながらこの団体は通り過ぎただけ。

 続いて釜山とは古い関係を持つ下関の平家おどりの一団。ここも鳴り物を自分達で持っているので観客を飽きさせない。

 そして最後に大村市からやってきた「大薩摩黒丸踊」の一団。大花篭を背に乗せた踊手が一際めだつ。この大鼻篭は重量60kg、

 お決まりの武士姿の子供達の踊手も付いてきている、もちろん鉦・太鼓・笛の鳴り物も自前。アルワー・エイの掛け声も勇ましく踊る。

 500年以上の歴史を持ち、長崎県の民族無形文化財にも指定されている黒丸踊りだが、こんど初めて目の前で大花篭の交代を見ることが出来た。

 重いことも当然だが、その大きさのため少しでもバランスが崩れると、なかなか思うように行かないようだ。さてこの後は地元釜山の参加者のパレードに変わる。

 もっと見ていたいが、このあとのフェリーの事も考えると時間切れだ。来年も来れたらいいなぁ。

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