第43回衆議院議員総選挙長崎2区投票日

 昨夜までの連呼の声も消えて、静かな朝を迎えた。今日は選挙の日。選択の幅が無いなんて愚痴を言うのは、まずは投票に行ってから。(11/09/2003)

諫早市第12投票所

 「一票で あなたが決める 日本の未来」
【選挙啓発標語】

 私の投票所は栄田町の公民館(第十二投票区投票所)、家内と母の三人で投票に行く。投票後に聞いたところでは、我が家の三票の行方は、小選挙区には熊江雅子(社新)に皆投票したようで、比例区は自民*1、民社*2に成ったようだ。小選挙区に関しては、選択の幅が無く久間章生(自民)に入れたくないから、社民党の熊江雅子に投票したというパターンのよう。

写真
氏名 久間章生 熊江雅子 石丸完治
年齢 62 65 54
比例区並立  
現職 党幹事長代理 党県連副代表 党県中部地区委員長
政党 自民 社民 共産
当選回数 7回    
当落 当選    
得票 126,705 50,772 16,565

小選挙区の投票率は62・08%で、前回を4・73ポイント下回った。

当選した久間章生氏の公約

21世紀の安全安心を築くため、世代交代を進め決断と実行の政治を行います。○地方切り捨てにならない行財政改革の断行○景気回復と経済の再生○雇用促進と失業対策○年金・医療・福祉の充実○安全保障と犯罪の防止○農林水産業の振興○自然災害の防止○諌早湾干拓完成

 最高裁判所裁判官国民審査は、無回答が一名、名前が気に入って一名に○を書いたもの一名、×4名を書いたもの一名でした。(判って無いなぁ・・)ということで、我が家では信任という結果になったようです。私が×を付けた判事は下記の通りです。

  泉 徳治
(64歳)
元・東京高裁長官第1小法廷
2002年11月就任
【経歴】1963年判事補、人事局任用課長、東京地裁判事、調査官、秘書課長、民事・行政局長、人事局長、事務次長、浦和地裁所長、事務総長、東京高裁長官などを歴任。司法官僚のエース。東京地裁時代は行政部で多数の行政事件に関与。国鉄新大井駅の新設にかかる住民訴訟では、住民勝訴の判決。調査官時代は、行政室で、サラリーマン税金訴訟や伊達火力発電所訴訟など担当。人事局長時代に神坂直樹修習生の任官拒否に関与。事務総長としては、司法改革に対する最高裁意見の取りまとめ。法曹一元は漸進的改革の立場
【関与した裁判】裁判長として、労災就学援助費の不支給決定は、抗告訴訟の対象となる行政処分に当たるとして、高裁判決破棄判決。婚外子相続分差別は憲法14条違反との反対意見。
× 上田 豊三
(66歳)元・大阪高裁長官
第3小法廷
2002年2月就任
【経歴】1963年判事補、東京地裁判事、経理局主計課長、総務課長、司法研修所教官・事務局長、上席調査官、総務局長、首席調査官、東京地裁所長、広島・大阪の高裁長官を歴任。東京地裁時代に「第一次教科書訴訟」高津判決関与。調査官として千葉県議会議員定数訴訟など担当。法曹一元制度導入に慎重な見解。「裁判員制度」導入は「魅力的だが、国民の理解と負担の覚悟必要」。
【関与した裁判】裁判長として、柳美里さんの著書出版差止認める判決。戦後補償訴訟「関釜裁判」で韓国人女性らの上告棄却。盗難通帳で全額返還を銀行側に命じた逆転判決。社員の特許訴訟で会社側上告棄却。公取委記録開示訴訟で、住民に記録の閲覧コピーの権利認める初判決
× 甲斐中 辰夫
(63歳)
元・東京高検検事長
第1小法廷
2002年10月就任
【経歴】1966年検事。札幌地検公安部長、東京地検、官房営繕課長、最高検検事、東京地検と東京高検の次席検事、横浜地検検事正、最高検刑事部長、東京地検検事正、高松高検検事長、次長検事、東京高検検事長を歴任。連合赤軍事件や三島由紀夫割腹自殺事件などの公安事件、オウム真理教、薬害エイズ、住専や政治家背任などの多くの事件捜査を指揮
【関与した裁判】裁判長として土地賃貸借契約に賃料を自動増額する特約があっても、借地借家法に基づいて賃料減額を求めることができるとして、東京高裁判決を破棄。固定資産税の時価を上回る評価額を違法とする判決。
× 島田 仁郎
(64歳)
元・大阪高裁官
第1小法廷
2002年11月就任
【経歴】1964年判事補、刑事局付、大阪地裁判事、司法研修所教官、調査官、刑事局一課長、東京地裁部総括、刑事局長、東京高裁判事部総括、司法研修所長、仙台と大阪の高裁長官を歴任。刑事畑で、在外研究報告『英国刑事裁判法』など。名古屋地裁時代に、長すぎる裁判に免訴判決した高田事件一審判決関与。東京地裁時代は、「ロス事件」の裁判長を初公判から務める。裁判員制度について、最高裁ホームページで積極的意見。
【関与した裁判】裁判長として、町の新庁舎完成式の来賓に町内だけで使える商品券を記念品として配ったのは違法ではないとした判決。非嫡出子(婚外子)の法定相続分差別は、明白に違憲とは言えないが、違憲の疑いは濃く、法改正を可能な限り速やかになされることを期待するとの意見。
  M田 邦夫
(67歳)
元・日弁連常務理事
第3小法廷
2001年5月就任
【経歴】1962年弁護士、日弁連外国弁護士対策委委員長、法制審国際私法部会委員,国際法曹協会ビジネス法部会理事、環太平洋法曹協会初代会長を歴任。日弁連では、外国弁護士否定・日本弁護士増員派として論陣。バブル崩壊後、山一証券外国資産整理など破たん金融機関の処理にかかわる。 司法改革について「50年に一度のチャンス。司法の機能回復で日本再生を図る司法制度改革審の視点を支持」。
【関与した裁判】裁判長として、大分県知事「抜穂の儀」出席合憲判決。大年寺山公園訴訟でオンブズマンの監査請求成立認めた高裁判決破棄。産廃最終処分場建設をめぐる業者と自治体の行政訴訟に、周辺住民の補助参加認める決定。2000年6月衆院選について格差違憲の反対意見。
  滝井 繁男
(67歳)
元・日弁連副会長
第2小法廷
2002年6月就任
【経歴】1963年弁護士、日弁連研修委委員長、法制審民事訴訟法部会委員、最高裁民事規則制定諮問委委員、大阪弁会長・日弁連副会長、日弁連法科大学院設立・運営協力センター委員長を歴任。法制審では新民事訴訟法制定作業。大阪空港騒音訴訟副弁護団長、未熟児網膜症訴訟患者側代理人など担当。『論点新民事訴訟法』他の著書。
【関与した裁判】裁判長として、商工ローン「日栄」保証料に脱法行為判決。江沢民講演時に早大の警視庁への出席学生名簿提出はプライバシー侵害判決国籍法3条規定は「違憲の疑い濃い」と補足意見。非嫡出子(婚外子)の法定相続分差別は憲法14条違反と反対意見。健康診断癌見落としで担当医責任なし判決に反対意見。外国人被告人との法廷内メモへの検閲は違法とする反対意見。
  深澤 武久
(69歳)
元・日弁連副会長
第1小法廷
2000年9月就任
【経歴】1961年弁護士、司法研修所刑事弁護教官、東弁会長、日弁連副会長、法務省人権擁護推進審議会委員、法制審議会委員など歴任。陪審制は「望ましい制度」、法曹一元は「理念正しくも条件整備必要」との見解
【関与した裁判】裁判長として、鹿児島県知事大嘗祭参列事件合憲判決。公職選挙法違反・戸別訪問禁止事件合憲判決。捜索令状示す前のホテルの合鍵入室を合法とする決定。新潟女性監禁事件について、東京高裁の併合罪の量刑限定説を破棄。群馬司法書士会事件判決で強制加入団体の震災支援金過多とする反対意見。小作料より高い固定資産税を合憲とした大法廷判決で反対意見。
  藤田 宙靖
(63歳)
東北大学名誉教授
第3小法廷
2002年9月就任
【経歴】1963年東大法学部助手、東北大教授・法学部長、行政改革会議委員(省庁再編の青写真作りに携わる)、国土審議会委員、情報公開審査会委員、中教審専門委員(大学分科会)など歴任。東北大学名誉教授。「国立大学法人化」制度設計者。『行政組織法』など著作多数。現在の行政訴訟制度は十分機能おらず、「適切な行政判例の形成に努めるのが任務」と決意
【関与した裁判】裁判長として、兵庫県篠山町の戦没者遺族への線香・ろうそく配付は違法でないとの判決。城陽市が日本最古級の古墳保存のため、一帯を先行取得した土地開発公社から鑑定額を超える額で購入しようとしたことにつき、支出の差し止めを求めた住民訴訟で、訴えは不適法と判断し、住民側勝訴の大阪高裁判決破棄。
× 横尾 和子
(62歳)
元・社会保険庁長官
第1小法廷
2001年2月就任
【経歴】1964年厚生省入省、官房審議官、老人保健福祉局長、社会保険庁長官(女性初)を経ヘて96年退官。その後、医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構理事長、アイルランド大使などを歴任。女性として歴代2人目の最高裁判事。2児の母として子連れ出勤の苦労も味わい、女性の自立や老人福祉などの問題を担当。
【関与した裁判】裁判長として、豊田商事国賠訴訟で被害者側上告棄却。生保会社の政治献金にかかわる代表訴訟で加入者側上告棄却。所沢産野菜のダイオキシン汚染テレビ朝日報道めぐる訴訟で農家側請求を退けた下級審判決を差し戻す判決。なお、少数意見記述事件はなし。

最高裁判所裁判官の紹介

 うちの町内には、有線放送(田舎だなぁ)がありまして、昨日も今日も「大切な一票を無駄にしないよう投票に行きましょう」と放送を流している。夜の選挙ステーションが楽しみだ。

■選挙ステーションを見ながら(〜21:10)

 20:39に久間章生当選が出ましたね。家内と30分もすれば出るだろうと話していたのですが、その通りになりました。小選挙区選挙ですからこんなもんでしょうね。
(推定投票率52.06%?)

 そうそう、4区では、北村誠吾当選も同時に出ました。

 20:55から長崎の番組になりました。1区は高木義明が10ポイント優勢、3区は谷川弥一が僅差で優勢との発表ですが、倉成事務所の中継では、支持者が居なくてがらんとした事務所が情勢を表しています。3区の大村の事務所は、谷川・山田両陣営とも事務所に人があふれています。放送局の出口調査は、なかなかのものですね。

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