浄土真宗明教寺の降誕会

 本野町の明教寺で降誕会(ごうたんえ)がいとなまれた。(04/18/2004)

明教寺

 本野の明教寺といえば、高台にイチョウの巨木がある浄土真宗のお寺。降誕会とは、宗祖親鸞聖人の誕生を祝う浄土真宗にとって大切な行事である。

 10時半からの勤行から法話、お昼を済ませてからはカラオケ大会と続くそうだ。

【メモ】

■ 浄土真宗

法然の浄土信仰をさらに徹底させたのが、その直弟子である親鸞。 真宗十派といって、現在では代表的な西派、東派をはじめ10の宗派に分かれる。
 八代目蓮如上人(1415〜1499)が、各地を教化行脚しまた大衆向きに今日お馴染みの「御文章」や「正信偈和讃」を著し、飛躍的に勢力が増大する。 各地で一向一揆が盛んになるのはこの頃からで、その勢いは大名を凌ぐほどであった。 十二代目顕如と織田信長の大坂の石山合戦は有名。 秀吉の時代に入り、七条堀川(現西本願寺の地)に本願寺が再興され、顕如の三男准如が後を継いだ。 一方、長男であった教如は家康の援助を受け烏丸の地(現東本願寺の地)に本願寺を建てる。 その東西本願寺が今日に引き継がれている。

【開祖】 親鸞聖人(1173〜1262 )
【本尊】 阿弥陀如来
【主要経典】 浄土三部経(大無量寿経、観無量寿経、阿弥陀経)
【有名寺院】 築地本願寺、耕三寺
【系列学校】 竜谷大学、大谷大学、京都女子大学など
【諸行事】 修正会、春秋の彼岸会、親鸞聖人御誕生会、降誕会、盂蘭盆会、報恩講等
【親鸞】 京都に生まれ、9才で出家、比叡山に上がりそこで20年過ごす。 やがて、法然の門下に入り専修念仏に帰す。 が、旧仏教側による反発が強く念仏禁止令により、34才のとき越後に流される。 非僧非俗を主張し'僧侶妻帯の禁'を破り結婚、子をもうける。 4年後、流罪が解かれ常陸(茨城県)に移り住み、布教に励む。 浄土真宗の根本教典である「教行信証」が書かれたのはこの頃である。 浄土真宗では、この「教行信証」が書き上げられた年を開宗の年としている。 62才で京都に戻り、90才で亡くなるまで布教伝道と三帖和讃など著述に励む。
【浄土真宗宗派】 浄土真宗本願寺派(西)、真宗大谷派(東)、真宗高田派、真宗仏光寺派・・等。

ウェブ仏具さまからの転載

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