第31回ミモザ忌記念野口弥太郎展

 毎年3月21日は諫早にゆかりの深い洋画家、野口弥太郎の遺徳を偲ぶミモザ忌。そして今年は4月6日まで森山図書館で野口弥太郎作品展が開かれています。(04/02/2008)

野口弥太郎作品展  周辺の満開の桜楽しんで会場に向かう。

 この森山図書館の展示室は、4館ある市立図書館の中でも、落ち着いて雰囲気が良いので、このような作品展を開くには向いていると思う。

 今回の作品展には、諫早市所蔵の「那智の滝」を始として19点、個人所蔵の5点、計24点が出品されている。

 さて、展示を見ながらパンフレットで野口弥太郎のおさらいをしてみよう。

 洋画家、野口弥太郎の父は諫早市小野町の出身で、弥太郎も少年時代の一時期を諫早で過ごした。

 関西学院から川端画塾に学び、大正11年二科展で「女の顔」が初入選。

 昭和4年、初の渡欧。サロン・ドートンヌ出品「港のカフェ」はフランス政府買上げとなる。

 以降、帰国し独立美術協会会員、再渡欧しパリで個展を開く。

 昭和38年、独立展出品の「ゼビラの行列」で毎日芸術賞受賞。

 昭和47年、「那智の滝」で芸術選奨文部大臣賞受賞。

 昭和50年、勲三等瑞宝章受勲。翌51年、76歳で永眠。

 諫早市小野町の野口家墓所に永眠。昭和55年、長崎県展に「野口弥太郎賞」新設。

〒852-8117 長崎市平野町7−8

長崎市野口弥太郎美術館

095-843-8209

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