正月の恒例行事「もぐら打ち」

 最近は諫早市内でも見かけなくなった「もぐら打ち」を城見町が継承しているとの情報で見学に出かけた。(01/12/2004)

最後のリハーサル

 小学生の子供達が行う「もぐら打ち」は、もともと田畑を荒らすモグラの害を防ぐために、ワラを巻いた棒で地面を叩いてまわる行事だったそうですが、現在は商売繁盛、新築のお宅の繁栄、子供の生まれた家の無病息災などの祈願として行われています。

 まず公民館で集合。最後のリハーサルをしてから目的のお店やお宅に向かいます。到着後はまず整列一礼のあと謡曲「鶴亀」を謡います。子供達は難しい謡曲と口上を正月7日から毎日練習してましたから、なかなかのものです。

 たとえば新築のお宅では「今日は正月14日、鶴は千年亀は万年、こなたのお家(いえ)は万万年、お祝い申そう、やあもそもそ」と口上を述べ、「やあ」のところで皆で力を込めて地面を叩きます。これが「もぐら打ち」です。「やあもそもそ」と何度も叩くのですが、この「もそもそ」は「申そう」でしょうね。

 子供達が力を込めて叩くので、何本も折ってしまいます。予備を沢山持って歩く世話役さんも大変です。この日は子供達が二組に分かれた回ったのですが、私が付いて歩いた下の組は10軒のお店やお宅を回りました。残しておきたい郷土の伝統行事ですね。

 ---------------------------------------------マイタウンいさはや
 ●もぐら打ち
 ▽1月11日(日)夕方5時
 平山町公民館出発
 ▽1月12日(日)午後1時
 城見町公園出発
 去年の様子
 http://www.1388.ne.jp/topics/0301/mogurauti/top.htm

 上の囲みはマイタウンさんのメールマガジンからの転載です。地域のイベント情報満載です。購読申してみませんか? 申し込みはここからです。

fwd-net長崎・諫早へのリンク

inserted by FC2 system