島原そうめん鉢フェア 2011 冬仕立て |
手延べ素麺の町、南島原市が去年から開催している島原そうめん鉢フェアも随分と定着してきたと聞く。島原の手延べ素麺は旨い。今まで普通に食べてきた素麺だが地元の名産の消費拡大と地元グルメでの町おこしを目標にしているのなら近隣の住民である私も食べてみなくては。 |
■一高本舗 Pariッとそうめん
めんの山一さんのアンテナショップの様な印象を受ける店舗の奥が食事処になっていた。揚げた二種類の麺は名前の通りパリッとしているが、アンに漬けると良い按配。半分をつけ麺風に頂いて、残りの二つはアンの中に暫らく漬けてから食べてみた。 揚げた素麺は祝い膳等でも見るし、つけ麺風に熱い出汁で食べる素麺も珍しくないが、こんな形で食べたのは初めて。実に旨かった。¥600円也。 南島原市深江町丁4615−2 アンケートは求められなかった ■南蛮街 童里夢 瀬詰そうめん お店の前に立って、「喫茶店。。」との思いが先にたちメニューにあまり期待をせずに注文したのだが、出てきた瀬詰素麺を一口食べて驚いた。旨いのだ。カツオ・昆布出汁だけじゃないコクは鯛の出汁だ。 奥さんに伺ったら今回のメニューを考えるときに「瀬詰そうめん」の名前が先行したので魚介を多用したボリュームのある内容になったが、良い出汁にゴボウ天とか豚汁を使った物とかも検討していたそうだ。そちらも食してみたいものだ。¥850円也。 南島原市口之津町甲2165−4 アンケートは記入提出済み ■鶏の白石 鶏の唐揚げニュー麺 地元の人なら誰でも知っている唐揚げの名店「鶏の白石」も、そうめん鉢にエントリーしている。近くまで行ったので早速寄って見た。 しっかりしたスープに看板の唐揚げがトッピングされ、塩味の効いた若布も旨い。ゴボウも良い感じだし、やっぱり「にゅう麺」が一番良いのかなぁ。¥400円也。 南島原市布津町乙1481-1 アンケートは求められなかった ■カフェ ロンジョバル 中華にゅうめん エコパーク論所原の中に食事が出来る場所が有る事さえ知らなかったのが今回の企画で初めて立寄った。此処は今まで食べた三店舗の中では一番食べ易い。 カフェの入り口に有るメニューには「中華にゅうめん」の記載が無かったので一瞬間違ったのかと思ってしまった。
三店に共通して言えるのは「そうめん」が素材の為に物足りなさを感じているのか?比較的濃い味付けになっている事。¥500円也。 南島原市北有馬町丙4731−2 アンケートは記入提出済み ■和風れすとらんベニス ちゃんぽん風そうめん 国道251号沿線にある地元で人気の食事処。ランチメニューのオニギリがセットになったチャンポンは何度も食べた事が有る。 そうめん鉢フェアにエントリーしているのは「ちゃんぽん風そうめん」と、そのまんまのネーミング。白髪ネギとカイワレがタップリ載った「そうめん鉢」が出てきた。 食べてみるとスープは、ちゃんぽん風というよりチャンポンそのもの。チャンポン麺が素麺に変わったというストレートな一鉢でした。¥500円也。 南島原市西有家町須川2058−1 アンケートは記入提出済み ■諏訪亭 自家栽培しいたけが自慢 しいたけ温麺 諏訪池から北有馬に向う辻に建つ昔からの宿は、今は近所の御老人の社交場。ここで食した「しいたけ温麺」は、調味料が強いがしみじみとした「にゅう麺」。見ての通りもう少しスープが少ないほうが見た目も良い様に思う。¥600円也。 南島原市北有馬町乙1767 アンケートは求められなかった ■アンケートに答えるとプレゼントに当たるかも? お店によっては出してくれない(忘れているか?知らないか?)場合も有ったが、去年のスタンプラリーの替りの企画かもしれないが、アンケート用紙が渡される。なんでも南島原市の特産品が当たるかもしれない。
冬仕立ての提供期間は12/03/2011〜01/15/2012と短い。食べ歩きをする側の気持ちとしては、何かの麺の代用に素麺を使ったメニューではなくて、なるほど「こんな旨い素麺料理が有ったのか」と思える代用品でないメニューに出逢いたいと思う。 〇パンフレットのPDFへのリンク 店舗一覧 此処から ■島原そうめん鉢とは 島原半島は素麺の生産量が全国2位であり、その大部分が南島原市で作られている。過去には全国的な銘柄に名前を変えて(OEMだな)地元のブランドで売られて無かった為、素麺の一大産地で有るとともに良質な手延素麺の産地である事が知られていない時期も有った。 現在は「島原手延べ素麺」と言えば高級素麺の代名詞と言って良い。この旨い素麺を使って南島原市内の店舗が同じ器を使い地元の食材を加え独自のメニューを提供しようと言うのが「島原そうめん鉢」だ。その定義は以下のように纏められている。
器には県内の波佐見で焼かれた花クルスをあしらった鉢を使用しているが、この「同じ器」を使うという発想は良い。地元のブランドを確立するためのPRには良い手法だと思う。 南島原市口之津町丁5611番地7 長崎県21世紀まちづくり推進総合支援事業対象案件 主催:南島原市・南島原市商工会 |
12/29/2011更新 12/23/2011更新 12/20/2011更新 12/15/2011更新 |