第5回総務大臣杯日本太鼓ジュニアコンクール長崎県予選

 波佐見町の炎祭りの会場で、来年の日本太鼓ジュニア全国大会の長崎県予選が行われた。あいにくの雨模様のなか、ジュニアの面々の和太鼓を楽しませてもらった。

優勝の大村くじら太鼓

 エントリー10組のトップバッターは、「鹿町やまと太鼓」の8名。学校の課外活動の一環で太鼓に取り組んでいるそうで、「5代目太鼓娘」とのこと。演奏は「波濤」。続いて登場は県立諌早農業高校の「諌農肥前太鼓」の9名。演奏は諫早らしくムツゴロウにちなんで「飛びハゼ」との説明だが、トビハゼとムツゴロウは別物のはず。さて、三番手は「天満太鼓B」の小中学生9名で「飛龍娘観音」を披露。

 天満太鼓が続きこちらは「天満太鼓A」の7名。演奏は「光雲飛翔」で、審査員から「ちょっと荒いけど迫力はある・・」なんてコメントが横から聞こえてきた。五番手が「轟太鼓」の10名で「源流」を演奏してくれた。続いては「卸団地太鼓A」の4名で「潮風」だ。二本の太鼓を使っての一人打ちは女性にはちょっときついかな?

 さっき出てきた大きな桶太鼓は、チビッコ達の「卸団地太鼓B」が打ちます。かわいい「響」を聞かせてくれました。八番目に登場は「大村くじら太鼓」の13名。迫力ある「南国囃子」は秀逸。しかしステージがもう少し広ければと思ってしまった。さて、そのあとは地元「鹿山雷神太鼓」の5名が「炎」を演奏してくれた。

 最後は日本本土際西端の地から登場の「小佐々西端太鼓」の11名。演じてくれたのは「息吹」だ。今回のステージの広さでは、この人数ぐらいが限界のような気がした。

 表彰式の後は、審査員の3県の支部長が希望者達に太鼓の指導をされていたが、技術論から精神面まで指導は及ぶ。熱心に聞いているジュニアの面々やその指導者達。いつも気持ちの良いステージを見せてくれる和太鼓の本質に触れたような気にさせてくれた指導の様子であった。

審査結果
一位 大村くじら太鼓 全国大会出場
二位 鹿山雷神太鼓  
三位 天満太鼓A  

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