竃神社(宮摺町)

 県道34号線で、宮摺の町に入って、山を見上げれば、大きなクスが見える。それに向かっていけば、竃神社に辿り着く。(02/01/2002)

 長崎市指定天然記念物、竃神社の大楠。この素晴らしいクスに会うだけでも、此処にくる価値がある。

 一の鳥居。階段を上がって、大楠の支幹をくぐって、境内に上がる。神社は、他の茂木の神社と同じく、裳着神社の境外末社として祀られる。
 社殿の正面には、大楠の文化財指定書が掲げ手入れられている。

創建 寛永3(1626)年

<メモ>

文化財指定看板書きから

市指定天然記念物 竃神社の大クス

指定年月日 昭和48年7月27日

所有者 竃神社

 日本の樹木のうち、樹齢と樹高では杉に勝るものはないが、幹廻りと枝張りではクスノキに勝るものはない。

 この大クスは、神社創建の寛永3年(1627)当時からあったと伝えられる。樹高およそ25m、地上50cmの幹囲10.50mで、本県屈指のクスの巨樹である。枝張りも雄大で、地上すぐに2本の大支幹を広げ、これが更に4本の幹に分かれる。これらの幹から出た大小の枝は、東西へ40m、南北へ37mの大樹冠をつくっている。


指定第10号

長崎市教育委員会(平成元年3月設置)

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