熊野神社(有川町)

 上五島地区有川の比較的新しい玄関口、五島産業汽船、鯛の浦の対岸。阿瀬津の集落の裏山には熊野神社の鳥居が見える。(02/06/2002)。

 一の鳥居、二の鳥居の間に、「あぁ忠魂」の碑があり、支那事変、大東亜戦争、戦没者の忠魂碑です。また、その上手には日露戦争の碑があります。この地からも多くの兵士が帰らぬ人になってしまったようだ。
 二の鳥居から直角に曲がって上がって行くと、目の前には「役行者」の額束が掲げられた鳥居がある。

 下ったところに役行者が祀られているようだ。

 30cm程の石像が二体、祀られていた。向かって右手は比較的見慣れた行者のお姿。一本歯の下駄も、ちゃんと見えてます。

 左手も、役の行者の像なんだろうが、こちらは、ちょっと不明?

 さて、再度石段を上がって熊野神社の社殿まできた。古びてはいるが手入れの行き届いた社殿。上五島の神社の常として風雨が強いからだろうが、雨戸があったりして拝殿が閉ざされている。
 胸から下が、赤と黒に塗られているのは、船に使う、赤い防腐剤と、黒いのはマレニードの匂いがする。

 奥に、また鳥居が見える今度は金毘羅さまだ。

 急な石段を登ると金毘羅様の社。海運の神様が祀られているのは、場所柄で納得。

 参拝を済ませて、参道の左手にあった鳥居に降りて見る。

 今度は、恵比寿様。阿瀬津の熊野のお山は、山域すべてが霊場。次から次の登場で楽しくなる。
 こちらも、山頂の金毘羅様と同じく、しっかりとしたサッシの扉がついている。

 

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