熊野神社(小ヶ倉町)

 諫早バイパスの小川の交差点から、小ヶ倉ダムをすぎて、左の小ヶ倉に上がって行くと、集落の中を通って、熊野神社に入ります。(01/03/2002)

 集落の裏側、先ほど通った、道の方角に、一の鳥居があります。額束には、「熊野大権現」と、刻まれています。

 この、小ヶ倉も、隣の女夫木や、破籠井町と同じく、平家の落人伝説が残る地域です。

 拝殿は、昭和46年の改築です。拝殿の前の、境内の一段低い位置からは、小ヶ倉〜中通りの道が良く見えるのですが、下の道からは、この拝殿や鳥居は、全く見えません。平家伝説のある、熊野神社の共通の特徴のようですが、諫早以外のところでは、どうなのか?
 明治31年に、建てられた、前の神殿の傷みが、激しかったため、平成12年5月に、再建されたとのことです。その際の総代は、佐藤廣海氏となっています。
 境内社の愛宕神社です。熊野神社の神殿より、一段高い位置に小祠が祀られていて、配置からみて、この愛宕神社の方が、古いような気もしますが、確認できていません。
 こちらは、更に右手に祀られている、「楠神社」です。写真で、水平に張った、細い線が見えますが、愛宕神社の祠の前や、その他、境内の、神名不明の石碑の前にも、張られています。聖域への境界を示しています。

<メモ>

創建 

天正5(1577)年 小ヶ倉の住人、佐藤治郎左衛門が、夢の諭しをうけて、この地に熊野権現を祀ったとされています。なんでも、石像が松の梢に掛かったとこのこです。

祭神

伊佐那岐命 伊佐那美命

 諫早史談で確認した祭神は、上記の天孫二柱なんですが、「熊野大権現」の額束などを見ると、熊野権現が、祭神であってもおかしくないような気もするのですが、佐藤氏に聞いても判りませんでした。

 一の鳥居には、享保19(1734)年、平仙寺の文字が読み取れます。平仙寺は、上野町にあり、不動明王を、ご本尊とした、天台宗の寺院ですから、神仏習合、山岳信仰と密接な関係があるとしても、なんの不思議もありませんね。創建も、熊野神社と同じ、天正年間末期との事ですから、熊野神社のことも、こちらで聞いてみると、判るかも知れません。


(熊野神社に共通の鰐口、いい音です)

 わたしの宗旨も、天台宗ですから、筑後の本寺に挨拶をして、そのうち紹介して貰わないといけない、お寺さんです。

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