松尾社(小野町)

 小野団地から、上がって、金毘羅山の公園から、徒歩で少し上がると、この「松尾社」の前に出る。(12/05/2001)

 松尾様といえば、もちろん酒造りの神様。酒屋衆の守り神ですね。

 諫早にも、土師野尾に、黎明酒造がありますし、永昌宿などがある、宿場町だったんですから、造り酒屋があって、その酒屋衆が、祭った神様かもしれません。

 京都の嵐山の松尾神社を、文化6(1809)年に勧請したものです。やはり「施中酒屋中」や「酒屋男中」の文字が、鳥居からも、読み取れます。

祭神
大山咋命(おおやまくいのみこと)古事記によると祭神大山咋は大歳神の子とのことですから、お酒は、米から造ります。なるほどです。

 松尾社の鳥居の前は、北東から北西に開けていて、大村湾や、橘湾がきれいに見えます。

 社への坂道を振り返れば、諫早湾から有明海が、遠望されます。

 諫早が、三方を海に囲まれた地形であることが、実感できます。

松尾社からが、この金毘羅山の聖域の入り口です。(12/09/2001)

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