御舘山稲荷神社

 宇都の交差点から西を見上げると山頂近くに赤いお社がみえます。御舘山稲荷神社です。(12/02/2001)

 宇都の交差点から見ると中腹には諫早文化会館があり、その右上に鎮座するのが正一位御舘山神社です。

 諫早市民には昔から商売繁盛、交通安全のご利益があると信仰されている。

 御舘山風致地区内にあるため自然が良く残ってあると同時に御舘山公園として整備され8合目辺りまで車で上がることができ家族連れの手軽なレクレーションの場所にもなっている。

 標高90m程度の山であるが山頂の展望台からの景観は、すこぶる優秀です。

 数年前に公園側の参道が整備されたが、それでも足元が多少悪いので参拝の際は足元を気をつけていただきたい。

 車で上がる際は文化会館の裏からも上がれるがチェーンが掛かっていることが多いので、ニュータウン側に回って看板から上がったほうが確実です。

 山頂近くの公園から徒歩2〜3分で上記の展望台に着くので気候の良いときには是非上ってみる事を、お薦めします。

 展望台に上がってみると、すぐ南に上山公園の展望台が見えるが、そちらは、ちょっと道が険しいので、こちらを、お薦めします。

 本当は向こうも車で上がれるのだけれども、いつもチェーンが掛かっています。


(境内より市街を望む)

<メモ>

 神社の創建は宝暦元(1751)年。祭神は豊受姫命(諫早史談により確認)

 また諫早市の文化財(諫早市教育委員会)の記載では豊受姫大神を祭神、猿田彦命、大宮姫命を祀るとある。

 一般的に稲荷神社の御祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)倉稲魂神で五穀を始めとして全ての食物をつかさどり稲の成育を守護する神さまです。 稲荷とは、もともと「稲成(いねなり)」、つまり稲が成育することを意味しているといわれています。 中世から近世へと、商工業が発達するに従って従来のように農業だけではなく衣食住と諸産業の神さまとして崇敬されるようになりました。

 帰りがけに本殿の裏の大きな石にレリーフがあることに気がつきました。八天狗様ですね。この八天狗様が刻まれた大岩は鎮西八郎源為朝の射た矢が突き刺さったといわれています。(しかし、猿田彦命を祀るとあるなら、猿田彦命かもしれない。しかし同神との説もあるので突き詰めることも無い)

 鎮西八郎源為朝が青年時代(平安末期)に、この地に館(実際は砦?)を建てたので、この山が、「御舘山」と呼ばれたとの地名の謂れにも成っています。

前述の通り、この神社の山頂には展望台の外に四面上宮もある。


(改築前の01/04/2003撮影)

05/16/2008更新

01/04/2003更新

 

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