城山神社(五島市)

 下五島の海の玄関、福江の大波止ターミナルから真っ直ぐ市街に入り文化会館の案内に沿って入る。(02/17/2002)

 五島福江市のシンボル石田城内に鎮座する城山神社です。明治までは城山宮と呼ばれていた。

 一見、鹿島鳥居のようだが、楔はなく肥前鳥居のようだが、笠木と鳥木の区別がない。すっきりとした、いい鳥居だ。

 扁額の無い額束だけの二の鳥居も一の鳥居と同形式。長崎県の本土でよく見る二段の柱でもない。やはり南松浦のエリアだから、多少違うのか、この地域の特徴か、時間の取れるときにゆっくり廻ってみたい。
 社殿は妻切の平入りだが、大きく庇が出ていて大きな千木とも相まって力強い。

祭神:保食神(うけもちのかみ)

 旧藩時代からの五島領内の衣食住を司る神として崇敬されているとある。

 平清盛異母弟、平家盛が源平の乱をさけて宇久島に移り(1187年)、領主となり宇久次郎家盛と改称。(五島家始祖)

 この家盛公と、宇久姓を五島姓に改め総勢700名で朝鮮役(1592年)へ出陣、小西行長の元で活躍した純玄公。この二柱が相殿に祀られている。

 上の赤い社は境内に祭られている若宮稲荷神社。寛永2(1750)年創建で旧酒屋町角屋敷に建立されていたが、商人の信仰厚く文化年間(1800年代)に城代家老松尾氏の屋敷内に遷ったが明治に再移転したという。

<メモ>

 持統天皇9(695)年、創建の五社神社が大津にあって福江勤務時代は、よく遊びに行ったが今回は時間が無くて残念。

06/05/2008更新

 

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