天満神社(小野町)

 国道57号線の小野の入り口から、右手に入って、小野の保育所の入り口に、天満神社がある。
(07/15/2007更新)

 菅原道真公を祀る、天満神社。この小野の天満神社の雰囲気は、なかなか素晴らしい。狭い境内ではあるが、歴史の厚みを感じるような、落ち着いた雰囲気がある。

 二の鳥居が、変わった形状をしている。寺院の石の山門に、時々見る形だが、どのような由緒なのか、浅学のため、判断がつかない。

 扁額には、天満の記載があるので、この社の鳥居であることは、間違いがない。四角の柱が、なかなか良い感じをだしている。

 本殿の屋根に、イチョウの落ち葉が乗ってるのも、なかなかですね。
 境内の右手には、若宮社が、祀られている。宝殿の扉が、閉じられているのが、ちょっと寂しい。

 宝殿の両側に六地蔵がある。

 県指定の有形民俗文化財に指定されている、6基の六地蔵。

 小野の六地蔵石憧群と呼ばれている。

 この形式の、六地蔵は佐賀型と呼ばれ、市内には、何ヶ所も見られる。

 この六地蔵は、天文年間(1500年代)に建てられたもので、全て逆修に寄るものです。

<メモ> 

 天正年間創建(1600年ごろ)で、小野城主西郷信尚が創建し、信尚の信仰が篤かったという。この境内にある、若宮社(若宮八幡宮)は、西郷太夫次郎信尚が、家老の山崎丹後守素繁(山崎教清の父)に命じて、天正7(1579)年に創建した。

 天正15(1587)年、秀吉の島津征伐に参加しなかった、西郷氏は滅亡し、天満神社も、荒れるにまかせてありましたが、寛文4(1664)年、諫早豊前守茂真(しげざね)が、宝殿を建立した。

 境内の若宮八幡宮は、文政12(1829)年6月、小野村惣百姓の手によって再建された。若宮八幡の右手には、諫江八十八ヶ所霊場の第四十九番札所がある。 ここから

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