八幡神社(西彼杵郡時津町)

 国道202号線を、長崎から走ってくると、時津町庁舎の入り口があり、その次の信号を右折すると、八幡神社が見えてくる。(01/15/2002)

 神功皇后が三韓征伐の際に、時津の浜に上陸されたととの謂れにより、皇后をお祀りしたとあり、当時、皇后の胎内にあられた、のちの応神天皇を、祀ったとある。
祭神
応神天皇・神功皇后

 ご神体は、寛永17(1640)年に、小島田八幡山に海田次郎兵衛が寄進し、拝殿神殿は、井手太郎兵衛が建立したとある。

 天明8(1788)年、時津村に疱瘡が流行ったので、八幡山から遷されたとあり、当時の社名は、八幡太郎大菩薩であったが明治元年に八幡神社と改称。明治7年に村社に列せられた。
ともづな石

 船のとも綱を繋いでいた石で、この石は中通りの道端にあった、ここは文政年間(19世紀後半)までは、波止場であり、港に入った船を繋いでいた石である。そのうち誰に言うことはなし、この石は、不思議な霊力を持った奇石であるとされ、崇敬を集め祀られた。

 その後、海岸は埋め立てられ、昭和60年の中央地区区画整理事業で、現在地に移されたものである。(時津町教育委員会)

 神社の写真を見ると、杜が無くて少し淋しい気もするが、神社の後背は、中央公園に整備されて、町内の住民に供されている。いたしかたあるまい。

 

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