若宮稲荷神社の「竹ん芸」 |
今日は10月14日、長崎市の若宮稲荷神社の秋の大祭です。以前から一度見たいと思っていた「竹ん芸」奉納がある、若宮稲荷神社にやってきました。
まずは参拝。お稲荷様にタヌキが来たんですから、まずはご挨拶をしておかないといけません。この「竹ん芸」は、以前から見たかったんです。いつもニュースで見たときは、終わったあとばかりで、見に来るチャンスが無かったんです。 この奉納は、10m以上の高さの竹の上で、お囃子に合わせて芸をして見せてくれます。江戸時代の長崎奉行によれば、命知らずの芸に見えたそうです。タヌキも今回そう思いました。 まず登場は、小学生の子キツネです。こちらは、半分ほどの高さの竹の上で、かわいい芸を見せてくれました。 |
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一匹の子狐は、4歳が、初舞台だったそうです。子供の時から伝統芸に親しんでこそ、このような伝統芸能が伝えていけるんですね。 まきものの餅や手拭が、無くなると手を見せて「もう無いよ」としてみせる仕草など、なかなかのものです。 さて、本番です。雌雄の狐の登場です。まず女狐から登って行きます。写真で立っているのが女狐、お腹で身体を支えているのが、男狐です。女狐のまきものが終わって、いよいよクライマックス。男狐が活きた鶏を放した後、囃し方に合図を送ると、ぐっと緊張感のあるお囃子に変 |
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わります。大きく竹をゆすって、逃げているのか泳ぐように、跳ぶように振りをすすめます。 ダイナミックな演技が終わって、観客がホッとしていると、足だけで身体を支えて浮かし、いっきにすべり降りてきました。 商業イベントとしての、なんとか祭りも嫌いではないのですが、伝統的なものにしっかりと支えられた、お祭りというより、祭礼が良いですね。 この若宮稲荷神社の秋の例大祭は、毎年10 |
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月14・15日に開催されます。 この「竹ん芸」の奉納は5回行われまして 14日 14:00 20:00 そうそう、何処かの掲示板で「はしまき」のお話が出てましたね。ここにも「はしまき」のお店が出てましたので、ちょっと写真をアップします。 ようは、小さな薄い「お好み焼き」を箸に巻きつけたものなんですけどね。 |
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そういえば、他所では「はしまき」は、見たことが無いですね。
<メモ>
延宝元年(1673)出来大工町乙名若杉喜三太が自邸に祀っていた南北朝時代の忠臣・楠木正成公の守護神(稲荷大神)若宮稲荷五社大明神を伊良林に移し、社殿創建(伊良林稲荷社)。