温泉神社(愛野町)

 島原半島には、諫早神社と麓神三座以外に、温泉神社が沢山ある。この愛野にも旧四面宮の温泉神社がある。((02/12/2002)


(神社拝殿側から)

案内看板より書き写し

温泉神社(愛野町大字愛津字四面平乙2155番地の1)

祭神 白日別命、建日別命、豊日別命、大綿津見命、速日別命、誉田別命、豊久志泥別命

 「昔、文武天皇が大宝元年(701年)に、行基菩薩に勅して、温泉神社を御創建になり、九州の総鎮守の神として、お祀りになりました」と、雲仙の満明寺境内にある法華塔碑銘に刻まれていますが、その神々を分神し、この愛津に鎮祭されました。本来この岡は地形上海上交通安全を祈る聖地であったのでしょう。

 温泉神社は中世の頃は四面宮といわれていましたが、明治二年宮号を廃して温泉神社と改められました。今も土地の人たちは「お四面さん」と呼んで崇敬しています。そして明治8年に、大綿津見命、誉田別命の御二柱を合祀いたしました。

愛野町教育委員会

 落ち着いた拝殿には、「温泉大神」の神額がかかる。拝殿の壁はすべて開け放つことが出来る構造で、神楽殿としても流用できる。
 このカットで、神殿の構造と、拝殿の構造がわかる。社殿自体も素晴らしい。また、境内に「神輿庫」がある。祭礼の時に再訪したい。

 

 境内から見れる、愛津古城址。そのさきには日吉神社と、諫早領との境界の地には要所が集まっている。

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