梅香崎(天満宮)神社

 新地から銅座に向かう高台に鎮座する梅香崎神社。この地は今では判らないが名前の通り海に面した岬(島)だったところ。(01/27/2009)


旧正月前に餅つきの準備が進んでいた

Mapion

【祭神】 菅原道真公

【創建】 寛文十二(1673)年、享保四(1719)年に現在地に遷宮

【鎮座】 長崎県長崎市西小島町1107番地

【例大祭】 十月二十五日

【案内】 当社は、旧大徳寺(御朱印地青龍山大徳寺慈眼院真言宗江戸護持院末寺、元禄十六(1703)年未年建立)の跡で大徳寺が宝永元(1704)年、梅香崎に移転し時、山上の天神山に寛文十二(1673)年、長崎奉行牛込忠左衛門勧請の天満宮菅原道真公を祀った。

 宝永五(1708)年、同寺が小島郷内なる現地に移転し後、享保四(1719)年に、当社も同時に移転し、梅香崎を冠して梅香崎天満宮とした。

 明治維新に先んじ、大徳寺は幕政衰退と共に寺勢大いに衰えていたが維新後、他の両寺院と同じく寺は廃せされ、梅香崎神社と改称された。

 

 往時は寺格が高いのと、この地が崎陽の景勝地で、且つ唐人屋敷に燐しているので、他の人はもちろん、旅の観客は必ず、この地に寄り、その絶景に心魂を奪われて帰ることを忘れる程であった。

 この寺僧は境内の一角に茶房を設けて、昼間だけ酒や餅を売らしめ、旅人の心情に便した時代も有った。


今も梅が枝餅等が売られている

 「寺も無いのに大徳寺」と、長崎の七不思議の一つとうたわれている。今では、天神さまを、お祀りして学業上達、心身健全の祈願と学業成就。新入学、受験、就職等の御祈願の神社で境内に大楠社と招魂場の昔の面影を残してあります。

 境内では、楠の巨樹も堪能できる。

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