除蝗神(本野町)

 本明の小高い山の上に、除蝗神は祀られている。此処を神社だというのに抵抗を持つ人も居るかもしれないが、何かの清浄感があって、祈りの気配が感じられる。私にとっては、此処は神社。
((02/24/2002)


(平成の改修が行われた除蝗神)

除蝗神の平成の改修の碑文を書き写してみる。

本明町除蝗神

 この除蝗神は、享保年代に西日本を中心に、稲の害虫が大発生して飢饉となり、その後、天明天保と火の害による飢饉が度重なるので、その虫追いの神として建立した。本明住民は五穀豊穣の神として崇拝してきた。

建 主 天明3年六月吉日
建立者 溝越 覚右衛門

 栄田から見た、本名の町。この写真中央の山頂に除蝗神は祀られている。資料では「本明前川内辻」とあるが、前川内は写真右端である。ただ、車で上るなら、前川内から上ることになる。

 写真の手前は、本明川。

 豚魂碑がある。この本名の山の上には、豚や牛の飼育農家が幾つもある。
 この場所が山頂であることを示す三角点。境内は桜の木も植えられて、桜の時期が楽しみ。

 境内から市街地方向を望む。なかなかの景勝地だが、諫早のジゲもんでも知ってる人は少ない。

 諫江八十八ヶ所霊場の第四番札所、阿波国、大日寺が祀られている。弘法様が座すべき台座は、弘法様の隣に並べられて祀られている。

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