小茂田浜神社(対馬市厳原町)

 対馬市厳原の西側にあたる。厳原港から44号線(桟原小茂田線)を西へ進み突き当たりにある小茂田浜海水浴場の隣。(10/28/2001)

 文永十一年の元寇によって戦死した宗助国を祀る社。十月十六日午前四時頃、元・高麗軍三万の元寇に対し、対馬守護代であった宗助国は僅か手勢八十騎余で応戦したという。大軍を相手に源平時代さながらの鎧武者の戦では敵う筈も無く当時六十八歳であった助国は壮絶な死であったという。

 対馬を占領した元・高麗軍は、ここを兵站地として壱岐や佐賀まで攻め寄せた。しかしながら二十日の夜に嵐が起こり、一万三千の兵が死に元軍・高麗軍は高麗へ引き上げていった。世に言う神風である。

【祭神】 対馬目代右馬允宗助国公

【由緒】 村民が小祠を建てて宗助国公を祀っていたところ。正平二年四月、助国の後裔、宗経茂が当社を創建し改めて帥(あるいは軍)大明神社と称した。

 元禄年中、宗義真はその勲功を欽仰して神門及び石碑を建て寛政七年より毎年宗家が祭典を執行した。

 明治二十九年、従三位を追贈された。明治十五年県社に列した。

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