大荒神(松浦市星鹿町)

 御厨から星鹿港に向かって峠の右手に在るが県道からは見えない。もとは旧道の脇、海岸線に在ったものが中腹に遷宮されているようだ・・・・・・と思ったが。(04/08/2008)

大荒神

 文政三庚辰歳、別当海寺現住法印光○、九月吉日と記され、大荒神の束額が架かった神明鳥居は海に向かっていて前は崖。さっそく拝殿を開けて参拝。

【由緒】 未確認だが文政三年といえば1820年。これ以前の創建である。

【主祭神】

 未確認ではあるが、拝殿内に竈神社とあるから祭神は奥津日子神・奥津比売命であろう。

 また神名の大荒神といえば、三宝荒神であろうから、これも火伏せの神であり、竈神でもあるから、大きくは外れていないと思う。

 また、竈の神は民の竈を潤す神として、豊穣をもたらす神とも言われる。

 拝殿内に神社の古写真があった。これを拝見すると参道の階段が削り取られたようだ。はやとちりは禁物だ。

Mapion

inserted by FC2 system